ASA底面に発生する染み模様についての考察と対策

 

とみます(@20tomimasu)です。

 

ASAフィラメントを使った3Dプリンタの造形に悩んでいます。

底面にどうしても雨染みのような模様が付いてしまい。

 

ビルドプレートを洗浄しても変わりなし。

どうも熱の逃げが無いと発生するっぽく。対策を残しておきます。

 

ASAフィラメントによる底面染み模様問題

asa241101-2

↑薄く、細長いモノを造形した際に、中心に染みのような模様が発生してしまい。

これまでノズル0.4mmでは発生しなかったので、ノズル0.2mmの特有かと思われる。

(もちろん、PLAでは発生しておらず、ASAを使った場合に発生している。)

 

モノの向きを変えて印刷しても同じように発生することから、ビルドプレートの汚れは関係が無い。

(洗浄しても、新品にしても、同様に発生している。)

 

3D効果転写シートに変更するとツルツルになったものの、造形物が反っちゃうのよね。

ASAの条件出しは難しそうだから、従来のBambuのテクスチャPEIで何とかできないだろうか…

 

試行錯誤した結果↓

 

ASA染みの原因と考察

asa241101-1

↑設定条件を色々と試した結果、染みを消すことができた。

どうも、熱の逃げ道が無いために、底面1層目の塗り方次第で、染みが発生していると結論付けた。

 

デフォルト設定では、

  • 底面パターンが単調

となっているため、隅から隅まで往復するような塗り方であった。

 

その場合、熱の逃げ道がないためか、

中心部がほんの少し浮いて、その僅かな高低差が、染みみたいな模様を発生させているのでは?

と考察している。

 

対策としては↓

 

ASA底面染みの対策

asa241101-3

 

↑スライサーソフトで、底面パターンを変更してあげればOK。

 

塗り方をプレビューで確認しつつ、良さそうなパターンを探った結果、

  • アルキメデス螺旋

で上手く行った。

 

よく観察すると、

印刷物の底面の中心部が円形になっており、

これが、おそらく、等方的に熱を逃がしやすいのかと。

 

と思っていたら、再現性が無い…

たまに失敗する。

 

他のパターンとしては、

  • ヒルベルト空間
  • オクラグラムスパイラル

も、染み模様を低減できるかもしれないので、実験していくかー

 

おわりに

 

以上「ASA底面に発生する染み模様についての考察と対策」でした。

 

3Dプリンタは自動化によって幾分と楽になったけど、

条件出しには、工学的な知見が必要とされるのかもですね。

 

CAD設計ができても、いざ造形すると、多々問題が発生してしまい。

両者を切り離して考えることはできなく、設計~条件出しの双方の知見といえば良いのかな、

 

造形環境や条件に適した設計が必要とされるので、一貫した知識がいるのかもしれません。

日々鍛錬していければ。

 

それでは、また。

 

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