とみます(@20tomimasu)です。
DeFiプロトコルに預けられた暗号資産=Total value locked (TVL)
と呼ばれるが、
BTCの値動きが弱い時に、どのチェーンが、どんなTVLの推移をするのか。
今後のDeFi運用の参考になると思うので、簡単に調べていきます。
DeFi LlamaのTVLランキングを利用していく
前回、DeFi Llamaに辿り着いた。
あれから、TVL(預かり資産)だけでなく、 Yields(利回り)のランキングが追加され、
DeFiを触るもの者として、欠かせない存在となっており。
今回、チェーン毎のTVLを見ていく。
まずは、トータルのTVLから。
TotalのTVL
’21年12月~’22年1月辺りに、TVLが最高値となっており。
ちょうど、この時期にDeFiを本格的に始めたので、相変わらずの高値掴みで泣ける。w
当時の最高値は、
- 186 billion USD
くらい?
(正確な値をCSVで掃き出すこともできるけど、面倒なので、適当にグラフから読み込んでいる。大局を掴んでいればOKよ。)
そこから、現在のTVLは、
- 133 billion USD
と、
最高値に対し、
- -29%
も、下がっており。
ん?
思ったよりも少ない。
通貨の価格が下がっているので、それに伴ってTVLが減っていると思っていたが、そうでも無さそうな。
当時くらいの最高値BTCで比較すると、
今のBTCは、約-50%以上、低くなっているので。
これは、
ステーキングやら、流動性提供やらで、
長期視線で運用している人が多いからなのか?
あるいは、ロング視点以外のポジションも作れるので、
さほど、資金は抜けない?
まあ、DeFi運用者にとっては、ちと安心したわ。
次いで、各通貨での比較↓
EthereumのTVL
↑現在のTVLは、
- 68 billion USD
相変わらず、半分を占めており、メジャーなチェーンだね。
推移としては、totalの傾向と似ているので、まあ、特に言うことは無く。
少し気になったのは、
CurveのMcap/TVLが低いなぁ。
投資対象になるレベルになってきたのかも?
あんまり詳しくないので、またCurveのトークノミクスをまた調べてみようと思う。
TerraのTVL
↑現在のTVLは、
- 16 billion
全体に対して占める割合は、
- 12%
2番目が12%しかないのは、イーサリウムネットワークの一強なんよなぁ。
振興チェーンも話題になっているものの。
TerraのTVLチャートは、上昇トレンドなので、乗りたくなってしまう。w
ただ、最近の急落は、ドルペッグ通貨のUSTの価格が1ドルを割っていることから、(←アルゴリズムステーブルコインで不安視+運営側?の妙な資金移動?が噂されていることから。)
警戒しないといけないのよね。
といっても、私もUSTをAnchorで運用しているが、
結局、利ザヤを稼ぐBotが儲かって、1ドルに落ち着くんじゃないかなと楽観的に見ている。
→今朝見たら、0.9ドルに!? ヤバいかった。w
>>https://www.binance.com/en/trade/UST_USDT?theme=dark&type=spot
BSCのTVL
↑現在のTVLは、
- 9 billion
ヨコヨコ推移で。w
暗号資産内で、唯一といっても良い、デフレ通貨のBNB。
これを買って放置しとけば、DeFi運用以上に儲かるのかもしれない。w
AvalancheのTVL
↑現在のTVLは、
- 7 billion
最近は、失速してきたのよね。
もっとイケイケ振興系として、期待していただけに、ちと残念。
AVAX専用の各銘柄TVLとしては、
- Benqi
- Trader Joe
- Platypus Finance
- Yeti Finance
の4強状況。(同じようなTVLで横並び状況。)
ここから抜き出す銘柄があるのかもね。
今後の動きにも注目しつつ。
SolanaのTVL
↑現在のTVLは、
- 4 billion
勢いが無いねぇ。
STEPNのNFT-Fiとかで、盛り上がれば良かったのに。(ロードマップ全く知らないけど。)
ここの各銘柄も入れ替わりが激しい印象なので、
また見返すのを楽しみにしつつ。
一方で、こんな相場の中、急上昇しているネットワークが。
NearのTVL
↑現在のTVLは、
- 0.6 billion
総数は、まだまだ少ないものの、急上昇しているやんけ。
TerraやAvalancheと同時期に出てきたようなチェーンの印象を持っているが、ここにきて、Nearに流れてきているのかも。w
Terraと同じようにペッグ通貨をリリースして間近だった気がするが、こっちに資金が移動している…?
ちと注目やね。
群雄割拠のチェーン戦争は、どこに向かうのか。
BTCの値動きと伴に、静観しつつ。
おわりに
以上「DeFiのTVLランキング比較」でした。
これから暗号資産を始める人にとっては、
ネットワークの強い通貨(まずはBTCやETH)を選んでいけば間違いないですね。
そこから、振興系チェーンの暗号資産に手を出していくのが、無難かと。
継続して、各チェーンのTVLを観察しつつ、自身のポートフォリオ割合やDeFi運用先の判断材料としていければ。
それでは、また。