とみます(@20tomimasu)です。
1K×8部屋の築古アパート1棟。
昨日は、火災保険を選定しましたが、孤独死の実態はどうなんでしょ?
ってことで、孤独死対策委員会の第4回レポートをナナメ読み。
かなり具体的に書かれているので、初心者大家に重宝しそうな。
簡単に、まとめておきます。
日本少額短期保険協会とは
孤独死対策委員会?
どうやら、
- 日本少額短期保険協会
が、運営元のそうで。
一体、どんな協会なのか。
ホームページを確認していく。
う、分かりにくい…。
簡単に、まとめておこう↓
- 少額短期の保険を扱っている。
- 短期とは、1年のこと。(長い場合で2年)
- 保険(補償)金額は、1000万円が上限。
- 代理店の試験あり。
- …
ざっと、
- 小資本向けの保険を扱っている保険組織
と理解した。
んで、この組織がまとめた、
孤独死に関わるデータが、かなり参考に。
第4回孤独死 現状レポート
今年2019年の5月に公開。
このレポートには、
- 賃貸住居内における、孤独死に関する統計データ
が集約されている。
ちなみに、孤独死の定義は、
- 自宅内で死亡した事実が、死後判明に至った1人暮らしの人。
2015年4月~2019年3月までのデータがズラリ。
早速、内容をチェックしていく。
単身世帯は増えている
引用…http://www.shougakutanki.jp/general/info/2019/report_no.4.pdf
上図より、
- 今、単身世帯が増加傾向にある。
2017年で、
- 27%。
ざっと、4人に1人が単身で生活していることに。
職場の上司や先輩とかを見ていると、あながち、間違ってなさそうな。
(独身貴族? が多いのよね、最近。)
んで、単身者が増えれば、もちろん、孤独死も増えるわな。
その中でも、気になったのが、このデータ↓
孤独死は男性が8割。
引用…http://www.shougakutanki.jp/general/info/2019/report_no.4.pdf
n数=3392のデータ集計によると、
孤独死は、男性が大半を占める模様。
その割合、
- 男性8割。
めちゃくちゃ高いやんけ( ゚Д゚)。
男性向けの1Kアパートは、注意だね。
あと、何気に、
- 死亡時の平均年が低い。
61歳だってさ。
高齢者が危惧されると思いきや、現役世代の孤独死も多々あるのね。
その理由は…
①に病死、②に自殺
引用…http://www.shougakutanki.jp/general/info/2019/report_no.4.pdf
病死は、なんとなくイメージができる。
次いで、多いのが、自殺。
なーる、
自殺は、確かに、年齢は問わない。
自殺も、孤独死に入るのね、
しかもけっこう割合が高い、10%以上。
(全体の死因の中で、自殺率は1.5%なので、孤独死に占める自殺率の割合は、けっこう高い。)
つまり、
- 現役世代の自殺も注意した方がいい
ってことね。
認識を改めつつ。
(注意すべきは、高齢者だけじゃない。)
発見までの日数/発見者
引用…http://www.shougakutanki.jp/general/info/2019/report_no.4.pdf
死亡後、時間が経つと、原状回復の費用が増える。
そのため、早期発見が望ましいところ。
実際、
- 3日以内の発見が40%前後。
思ったより、実態は、見つけるのに時間がかかるのね…。
誰が発見するんだろ?
引用…http://www.shougakutanki.jp/general/info/2019/report_no.4.pdf
親族、友人を押さえ、
- 管理…不動産管理会社、オーナー、代理店
の割合が多い。(27%!!)
なーる、
自分が第一発見者になる可能性もある、ってことね。
リスクとして、事前に認識しつつ。
さらに、具体的な発見事例が↓
- 生活保護受給者が給付金を貰いに来なかった。市役所が安否確認を警察に依頼→発見。
- 管理会社から連絡が取れない。深夜に電気が点いていたため、警察に依頼→発見。
- 家族から連絡が取れない。警察に依頼→発見。
…イメージが具現化してきたね。
最後に、気になるお金の話。
損害額と支払保険金(給付金)
孤独死に対して、大きく3つの費用が。
- 残置物処理費用
- 原状回復費用
- 家賃保証費用。
それぞれ↓
①残置物処理費用
n数=2044。
- 平均損額額 21.4万円に対し、平均支払保険金は、20.7万円。
(概ね、保険金で賄えている模様。)
- 最大損害額は、178.1万円に対し、最大支払保険金は、50万円。
- 最小損害額は、0.1万円に対し、最小支払保険金は、0.1万円。
あれ、最大支払保険金が低いな…
保険内容をチェックしよう。
②原状回復費用
n数=2797。
- 平均損額額 36.1万円に対し、平均支払保険金は、28.8万円。
(概ね、保険金で賄えている模様。)
- 最大損害額は、415.8万円に対し、最大支払保険金は、300万円。
- 最小損害額は、0.5万円に対し、最小支払保険金は、0.5万円。
こっちは、最大の補償が充実してんな。
③家賃保証費用
n数=215。
- 平均支払保険金は、32.1万円。
感覚的に、3万円前後の家賃物件に対し、10か月分くらい?
これらの金額は、概ね、例年通りらしい。
これを参考にすれば、大分、将来設計ができそうね。
おわりに
以上「孤独死の現状レポート、実態から残置物処理/原状回復等の損害額まで」でした。
n数(統計元のデータ数)が多く、とても参考に。
今後、孤独死は、社会問題として、より表面化してくるのでしょうね。
リスクとして受け止め、事前に手を打つことで、早期解決に繋げていければ。
(これから大家になるには、避けては通れない。)
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