こんにちは、
今回は「下流老人」についてです。
この本は2015年6月30日に第一刷が発行されており、
本日、第7刷が本屋の店頭に並べられていました。
前タイトルの「老後破産」が去年NHKで放送されており、
「日本の老後の不安定さ」が社会的に注目されています。
この本で、何よりも危惧しているのは
「平均的な給与所得があるサラリーマンやホワイトカラー労働者が例外ではないこと」
であることだ。
これからの時代、普通に暮らしてきた人々が、
老後を迎えて、普通の生活ができなくなる、そんな時代に我々は突入しているらしい。
「下流老人」とは
「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」
のことで、筆者は12年間、生活困窮者支援を行うNPO法人の活動をして、
誰よりも「下流老人」を目の当たりにしてきた。
そんな筆者が「下流老人」にはならないための対策や予防を述べているので
以下に紹介する。
・生活保護の正しい知識の習得
・社会保障制度とは何か
・病気や介護に早めに備える
・いくらお金が要るか
・地域社会に参加する
がある。
特に印象に残ったのは、
最初の「生活保護の正しい知識の習得」。
「受け手が意識しろよ、それが当たり前だよ」
と言われているように、聞こえた。
以上、「下流老人」についてでした。