とみます(@20tomimasu)です。
相場が上がっても下がっても、運用で稼げるのがオプショントレード。
その中でも、カバードコールやデルタニュートラル戦略は有名な手法で。
私自身も裁量で取引しているが、
SolanaネットワークのFriktion(フリクション)では、暗号資産の原資産に対して、自動プログラムで処理してくれるみたい。
けっこう面白そう?
簡単に、まとめておきます。
Friktion(フリクション)とは
- 公式サイト: https://app.friktion.fi/
- ホワイトペーパー: https://docs.friktion.fi/
一言でいうと、
- オプション戦略を駆使したDeFiサービス
いくつかのオプション戦略が採用されており、まずはウェブサイトを見ていこう。
今見たところ、4つあったので、1つずつ、確認していく。
Volt #01 カバードコール
引用…https://app.friktion.fi/income
例えば、暗号資産の1つSOLの原資産に対して、カバードコール戦略で取引してくれるプログラム。
そのAPYは、31.0%と表記されており。(利用者としては、資金を預け入れる仕様。)
まあ、原資産のボラティリティを考えると、あながち、妥当な利回りか。
特に、暗号資産は、上げ下げが大きいので、その辺のリスクは十分に承知した上で。
ちょうど買い勢力が弱い今のタイミングは、ありだね。
特に、暗号資産を保有している人は、評価額の下がるリスクが十分にあるので、カバードコール戦略はありがたい。
ちなみに、カバードコール戦略とは、原資産のロングポジションを持ちつつ、コールショートを仕掛けること。
プレミアム価格が期日を迎えるごとに、チャリンチャリン入ってくる仕組みだ。
リスクとしては、暗号資産が爆上げした時。
これが、けっこうに頻繁に起こるので、持ち続けるのはナンセンスかな。
原資産として、どの通貨を選ぶのかも、ミソかも。
まあ、レンジ相場や下降トレンド時に、仕掛ける戦略だね。
次を見ていこう。
Volt #02 プットショート
引用…https://app.friktion.fi/stables
キャッシュカバードプットとも表現されており。
ざっくりいうと、
- アウトオブザマネーのプットオプションを売却すると同時に、オプションの行使価格に達した場合に、原資産を購入するために必要な資本を確保しておくこと。
まあ、お金持ちのプットショート戦略よ。
小資本がやると、インザマネーになったときに、資金ショートして、借金を背負うやーつ。
まあ、資金100%担保しておく前提の話なので、滅多に起きないとは思うが。
仮に何か起きたときの、暴落時に安く買えるくらいのニュアンスか。
それまで、プットショートのプレミアム価格がチャリンチャリン。
Volt #03 ショート両建て
引用…https://app.friktion.fi/crab
Crab(カニ)と表現されており。
右図のように、BTCが範囲内で推移すれば…
と書かれているので、ようは、アウトオブザマネーのコールとプットの両建てショート戦略と認識した。
これも想定の範囲内で動けば、めちゃくちゃ利回りは良いよね。
ただ、BTCの34000ドル~42300ドルって、けっこう範囲が狭く感じるんよね。
抜けるときは、ビューンって。
なので、これも恐いかな。
Volt #04 デルタニュートラル戦略
引用…https://app.friktion.fi/basis
原資産のSOLをロングし、
デルタをゼロにするように、(デルタニュートラル)
SOLを借りてショートする模様。
ホワイトペーパーには、詳細が書かれていなかったので、できたばかりのサービスなのだろうか。
イメージとしては、カレンダースプレッドが浮かんだが、ちと違うのか?
カバードコールのレバレッジ(借入れ)運用の方が近いか。
#01との違いは、USDCでエントリーできて、借入れ運用なので、資金効率がこっちの方が良さそう。
ということで、試しに、こっちに資金を少しだけ入れてみる。
↑Phontom walletにて接続し、#4 Voltを選択すると、預金額を選択できる。
1200USDCを入れてみた。
↑Portfolioに反映されており。
毎週の水曜日の夜が、運用開始/SQ日だね。
また、運用経過を確認していければ。
おわりに
以上「FriktionのVolts#04デルタニュートラル戦略の運用開始」でした。
去年からオプションDeFiに注目していますが、いよいよ、ここまで来ており!
ただ、どこにこの暗号資産オプションの流動性があるのか、不思議に思いますが…
戦略としては、十分に歴史のあるスプレッドなので、気長に経過を楽しみにしつつ。
暗号資産でもオプション運用できると、運用の幅が広がりますね。
それでは、また。