とみます(@20tomimasu)です。
テストで満点を取ったら、お小遣い。
マラソンで上位になったら、ゲーム。
ついつい、ご褒美(報酬)で子供を誘惑しそうになりますが…
与えてはいけない理由と代わりになる褒め方をまとめておきます。
内発的な動機を喪失させるから
子育てで悩んだ時は、過去の賢人たちの英知を借りよう。
>>Intrinsic Motivation and Self-Determination in Human Behavior
ざっくり、この論文は、
- 「外からの報酬」だけでなく、「内なる成長欲求」や「自己決定感」が重要かを明示した内容
である。
報酬を与えてしまうと、
- 自分が本当にやりたいからやる
から、
- 報酬がもらえるからやる
という考えに移行してしまう。
この内発的動機の喪失は、長期的にマイナスの影響を与えると。
自分が小学生の時、よく親から、ご褒美で釣られたことを思い出したわ。笑
テスト満点でゲーム1本! のように…
そのせいか? 学校の勉強は楽しくなかったな。
ということもあり、
子供が頑張った時の言葉選びには、気を遣っている。
「よくできたね!」と言わないで
「報酬」や「賞賛」などの、外的な動機づけの危険性について。
>>
ざっくり、
- 報酬や賞賛は、内発的なモチベーションを損なう「心理的な罰」
であると。
子供から、
- パパー、できたよ~!
と言われると、つい「よくできたね~」と言葉が出そうになり。
安易に発してしまうこともあるが、できるだけ飲み込むようにしている。
褒めてしまうと、活動自体への興味が減り、継続的な学習、創造性、自律性を低下させてしまうから。
他者の期待に応えることがヨシとならないように、
内的なモチベーションを育つような言葉を選択すること。
では、具体的に、どういう言葉が良いのだろうか。
事実を伝える、過程を褒める
たとえば、マラソンだったら、
- 前よりも速く走れるようになったね!
- 27位から23位に順位が上がったね!
と、事実ベースで伝えるようにしている。
はたまた、
- 公園で一緒に練習した成果じゃない?
といったように、子どもが努力した過程を褒めることが良いかと。
「上位に入れたからすごい」ではなく、
一生懸命に練習したことが素晴らしいと。
努力そのものに価値を見出すように、親自身も言葉選びに努力しないとね。
自分の興味や価値観に基づいて行動できるように、環境づくりに徹していければ。
おわりに
以上「子供が頑張ったら、ご褒美(報酬)を与えてはいけない理由」でした。
改めて内容を読み返すと、自分自身の勉強になりますね。
安易に、ご褒美や賞賛をしないように!
外からの報酬ではなく、内なる成長欲求や自己決定感を大切に。
それでは、また。