こんにちは、読者の富を増す、とみますです。
今日は「これからの展望」についてです。
2017年に入り、もう半年が過ぎました。
あっという間です。
最近の指標を基に、これからの展望について考えていきます。
このブログを読んだ後のあなたは「これからの準備ができること」でしょう。
それでは、どうぞ。
6月米雇用統計
まずは、これ。
先日「アメリカの雇用統計」が発表された。
けっこう大事な指標なんだわさ。
少しだけ振り返る。
ポイントとなった指標は3つ。
参考となる主な指標 | 実績 | 予想 |
非農業部門雇用者数 | +22.2万人 | +17.8万人 |
失業率 | 4.4% | 4.3% |
賃金上昇率 | +0.2% | +0.3% |
先月度(5月)と比較して
非農業部門雇用者数が、予想よりも増加した。
一方、失業率と賃金上昇率は、予想よりも0.1%悪い。
ドル円の為替の動きだと、一時的に「円高ドル安」になったものの、非農業部門雇用者数がしっかり増えたため、最終的に「円安ドル高」の展開で終えた。
「うーん、ドル強い」
円安になると、日本株は上がる。
来週の日経平均株価は「高め」でスタートしそうである。
ちなみに、特に雇用が伸びた業界は「ヘルスケア」「外食」「金融」。
いわゆるサービス系。
一方、メーカーは、ほんのちょっとしか増えていない。
伸びた業界は、上げ下げが活発な業界だから「安心はできない程度」に見ておく。
個人投資家の減少
次に、日本。
日本の個人投資家は、市場での影が薄くなっている。
その傾向が、はっきりと数字で出ているらしい。
ある報告によると、
「今年半年間」の個人投資家の「売り越し」は、現物と信用合わせて「約1.8兆円」らしい。
さらに、その保有比率は「17.1%」であり「過去最低記録」を更新中とのこと。
確かに、今の日経平均株価を見ていると、売り時。
「割高」過ぎる。
もし自分が「日本株」とか「ETF」を持ってたら、売るよね。
「じゃあ、誰が買ってんの?」
って話なんだけど…
日銀のETF買い
そう、日本銀行。
ちょうど一年前、2016年の7月、日銀は「ETFの年間購入額」を「3.3兆円」から「6.0兆円」に引き上げた。
その通りに、日銀は、ETFを購入しているんだと思う。
実際、日本株の保有額ランキングは、
- GPIF ⇒ 私たちの年金を管理している会社
- ブラックロック ⇒ アメリカに本社がある世界最大の資産運用会社
- 日銀
で、日銀が3位に。
日銀は、ETFを買いまくり。
それで、今の日経平均株価は「約2000円」押し上げられているんだって。
すごいね、日銀。
やるよね、日銀。
その購入の仕方は、公開されていないんだけど、多分、
「日銀⇒信託銀行⇒証券会社⇒ETF購入」
だろうね。
どのETFを買うかは、お任せだったりして( ゚Д゚)笑。
これからの展望
じゃあ、それを受けて、これからの展望を考えていく。
まず、大きな流れとしては、これからも個人投資家の売り越しは増えていくだろう。
その理由は「少子高齢化」。
60代以上の個人投資家の占める割合は、なんと60%。
おそらく死ぬ前に、孫や子供に保有株を渡したり、余生を楽しむために現金化したりする傾向が高まる。
そのため、売り越しが今後も増えていくだろう。
ただ「暴落を除いて」である。
暴落をした際は、個人投資家の買い増しが増える。
そりゃあ、安く買えるチャンスなんだから。
逆に言うと、今、個人投資家たちは「虎視眈々」と、その機会を待っているのだと思う。
私もその1人なわけで。
さらに、今、厄介なことは、ある程度、日本株が安くなっても、日銀のETF買いオペで、割安の株を買えない状況にあることである。
「あーじれったい」
個人投資家にとって、買いたくても買えない「じれったい」相場。
暴落に備えて準備
いつか、はじける。
実際、
2008年のリーマンショック、
2015年のチャイナショック、
2016年2月のリスク懸念の暴落。
だんだか、2017年も、そろそろ来そうなわけで。
もちろん、暴落するかどうかなんて、わからない。
ただ、自分として、できることは「暴落への準備」である。
たとえば、
- 日経平均株価に連動するような大型株やETFの買いは控える
- 持っている株やETFは、現金化する
日経225オプション取引をやっている人だったら
- 「プット売」を控える
だとか。
むしろ、積極的に、暴落で利益を狙うのであれば、
- インバース型のETFを買う
- 金や銀を買う
日経225オプション取引をやっている人だったら
- 「プット買」をする
だとかかなー。
暴落が起きると、比較的安全とされる「金や銀」などの資源が買われる傾向が強くなる。
個人的には、石油が安いってこともあって、石油関連のETFを買い増ししてる。
もちろん、少額ではあるものの、金とか銀とかも、ちょこちょこ買っている。
大事なことは、投下する金額の大小ではなく、将来を見据えて、準備するってこと(`・ω・´)。
おわりに
以上「じれったい相場、暴落への準備も淡々と」でした。
これから、日本株はどうなっていくんでしょう。
個人としては「何が起きても対応できる状態に」しておきます。
やっぱり先は、完全には読めないわけで。
ただ、暴落が起きた際も、利益が出るような仕掛けをしておきたいと思います。
今日も最後までありがとうございました。
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