とみます(@20tomimasu)です。
来年の大胆予測がSAXO証券のレポートが公開されました。
今回は、ログインしないと見れない?
久々にログインし、内容を整理しておきます。
興味のある、AI視点から。
自律AIシステムの崩壊?
数年間、企業はAIを使いこなし、
未曾有の速度で開発・テスト・運用を自動化。
だが、その裏側では、
- 誰も理解していない自動化の連鎖
が、静かに積み上がる。
2026年、ついにその綻びが爆発すると。
エージェント型AIが金融・物流・製造・研究現場などあらゆる領域で誤作動、
世界規模の混乱を引き起こすというもの。
- 小さな不具合が連鎖し、市場フラッシュクラッシュを再び誘発
- 会計AIの誤処理により上場企業が決算を修正
- 誤指令を受けたロボットが事故を引き起こし、研究施設で死傷者発生
- デジタルの齟齬がそのまま現実世界の危機に転写される
だとか。
取締役会は、自社のデジタル基盤がいつの間にか
- ブラックボックス化したAI
に再設計されていたことを悟り、世界中で「AIの後始末産業」が立ち上がる。
そこでのキーワードは、
- AIジャニター(清掃員)
AI駆除員が登場し、
欠陥AIの特定、修正、構造改革を専門とする、新職種が一大市場を形成。
コンサルティング、監査、セキュリティ企業への投資は急増し、数兆ドル規模の修復バブルに。
- 自律性より監査性
が価値基準となり、投資家は安全性・透明性を提供する企業へと資金をシフトしていくだろうと。
個人としては、AIを見極めるくらいの能力が要るかもね。
もちろん、AIを触っていないと、この能力は身に付かない。
AIが共同CEOに?
そんな混乱の渦中、ある一流企業が大胆な決断を下す。
自社開発AIを、CEOに任命すると。
ただし、無制限の権力を渡すわけではなく、
AIは厳しいガバナンスのもと、共同署名権と限定的な意思決定権を持つ「エグゼクティブ・システム」として。
AIに与えられた明文化された経営指標
- 利益
- NPS(顧客満足)
- eNPS(従業員満足)
バランスの取れた経営をミッションとする。
意思決定プロセス
- グリーン:自動実行
- アンバー:人間の承認が必須
- レッド:取締役会全体で審議
- 取締役会議長には拒否権
- 倫理・公平性を監査するレッドチームが常設
さらに、CFO・法務・人事が共同承認する多重チェック体制が敷かれ、あらゆるリスクの暴走を抑制する。
AI CEO の実務
- 組織全体のデータを統合し、毎日数百万のシミュレーション
- 決算説明会ではアバターとして登壇
- リアルタイムダッシュボードで議論に応答
- あらゆる行動は説明責任台帳に記録・監査可能
この取り組みは予想以上の成果を挙げ、利益率の改善、廃棄の削減、納期短縮が現実化に。
当初は懐疑的だった市場も、2四半期連続で業績を上回ると一気に流れが変わる。
他社も追随し、「AI共同CEOモデル」は新たなスタンダードとして広がり始める。
投資家は当初、ガバナンスや責任所在リスクを理由にプレミアムを要求するが、透明性の高さが評価され、長期的には成長産業としての地位を確立する。
というもの。
あながち、ありそうな話よね。
スモビジでも、AI共同CEOモデルは使えそうで。
むしろ、自身が運用して成果を出し、サービス化もできそうか。
大胆予測、AI分野のまとめ
自律A”は終わり、監査可能AIが覇権を握る
暴走するAIより、説明責任と透明性を確保できる仕組みが評価される。
システムの“理解可能性(インタプリタビリティ)”が企業価値を決める時代に突入する。
AIジャニター産業が巨大化する
AI崩壊後の世界では、修復できる企業が勝者となる。
ソフトウェアの技術負債、モデルの腐敗、データ汚染をクリーンアップする専門家が必要不可欠となる。
AI共同CEOという新しい統治構造が台頭する
トップダウン型ではなく、
- 人間のビジョン × AIの高速実行 × 強力なガバナンス
という三位一体モデルが企業を進化させる。
おわりに
以上「今年のSAXOレポ、2026年の大胆予測をAI視点から」でした。
AIの後始末や再構築のプロセスなど、新たな市場形成な予感。
監査できるAI、説明できるAI、責任を持つAIが、企業統治の中枢へと組み込まれていくのかもね。
with AI ! 自分の手の届くところに、AIを置いてガンガン利用していければ。
それでは、また。