こんにちは、今まで私のブログでは、実践的な内容を書いてきました。その内容を一意的に「技術的側面」と呼ぶことにします。一方、ルールや語彙といった知識もオプション売買には必要です。そういった内容を「科学的側面」と呼ぶことにします。今回は「科学的側面」について。まず、私のオプション売買の参考としている「カプラン」とは一体どういう人なのか、私なりに整理していきます。
カプラン氏の簡単な経歴
高校、大学時代は数学が得意。
大学時代は、工学部。ポーカーゲームが好きで、毎週末ハマる。
大学院時代は、徴兵制を避けるため、法科大学院へ。
卒業後、弁護士として法律に関わる業務を。
ある日、トップトレーダーと出会い、感化し、オプショントレーダーに。
本を書いたきっかけ
彼は、オプションに興味を持ってから、すべての本を読んだ。しかし、「自分が実際に売買するときにオプションは自分にとってどう役に立つのか全く分からなかった」らしい。そこで、オプションに関してあらゆる作業、研究、調査をし、結果、彼の才能を使う最良の方法だと知った。それから、「オプション売買で何をしてはいけないか」を読者に学んでほしいということで、実践的な本を出した。
1982年に先物オプションが導入されて以来から
彼の書いた本には、1982年に先物オプションが導入されて以来、オプション売買を第一の職業としてきた彼の手による実際のオプション売買が示されている。数学をベースとした、ポーカープレイヤーであった彼が、オプション売買で勝ったことや負けたことについて書いている。そのため、ど素人である、20代会社員(時間的制限があって投資金の少ない)私にとって、すごく参考となっている。
最も重要なこととは
過去数年間において、彼が学んだ最も重要なことを2つ挙げるとすれば、それらは「柔軟性」と「忍耐」である。と述べている。
①柔軟性
1つの特定の相場観に固執せずに、相場のトレンドに乗れるようにすること。
また、過去にうまくいったからといって、1つか2つだけの売買戦略を用いるのではなく、柔軟に売買戦略を選択すること。
実際、彼は、1984年「レシオ・スプレッド」→1986年「ニュートラル・オプション・ポジション」→1994年「フリートレード」と時代に合わせて、適切な戦略を駆使している。
②忍耐
売買しすぎないこと、そして、最高の売買機会を待つこと。
過剰売買は、トレーダーに感情的かつ経済的にあまりにも多くのプレッシャーを与える。
まとめ
今回、カプランについて、軽く整理しました。
数学を得意としていたなど、意外にも共通点があり、勝手に親近感が(;・∀・)。
うーん、柔軟性と忍耐。なかなか、オプション売買で勝ち続けるには、楽な道ではないのですね。
でも、逆にちゃんとやれば、ちゃんとした成果が出るということでもあるのでは。
これからもゆる~く精進していきましょ~。
次回も、「科学的側面」について、テーマをピックアップし、書いていきます。