こんにちは、読者の富も増す、とみます(@20tomimasu)です。
Tether社の問題もあり、オンチェーン通貨とオフチェーン通貨(法定通貨)間のやりとりの行方がわかりません。
そんな中、この上げ相場の中、下がっている通貨を見つけました。
「Jibrel Network(JNT)」です。
信託を提供する金融機関を目指しているそうですが…
個人的に引っかかったので、調べてみました。
それでは、どうぞ。
Jibrel Network(JNT)とは
Jibrel Network(JNT; ジブレルネットワーク)は「金融資産をデジタル化すること」を目的としている。
いつものように、
を読んで、簡単にまとめておく。
今まで「金融系クリプト通貨」を度々説明していきたが、このJNTの特徴は、この2つかな↓
- Jibrel Bank(ジブレルバンク)は、独自の信託(CryDRs; Crypto Depository Receipts)を作る
- オンチェーン⇔オフチェーン間でのアービトラージから利益を出す
投資家のメリットとしては、
- 「Tethered Tokens(テザートークン)」の価値を保持するために、保障機能を設けるらしい。
- そうすることで、裏付けされた資産をクリプト通貨のように容易に取引できるようになる
ん?
Tether社が発行している「USDT」と同じ機能を目指しているのかな。
現在、
- USD ⇒ jUSD
- EUR ⇒ jEUR
- GBP ⇒ jGBP (UKポンド)
- RUB ⇒jRUB (ロシアルーブル)
- CNY ⇒jCNY (中国元)
- AED ⇒ jAED (UAEディルハム)
6つの「Fiat(法定通貨)」をサポートするらしい。
ジブレル分散型銀行(Jibrel Decentral Bank ;JDB)
簡単にいうと、クリプト系の信託バンク。
所有者に代わって、資産を受領し、保管する。
そして、それぞれの「CryDR(信託トークン)」が発行され、MyWalletに送られる。
所有者がトークンを償還すると、資産が戻ってくる。
という仕組み。
将来的には、完全な分散化を目指すが、フルチェーンが完成するまでは、オフチェーンを使用していくとのこと。
それまでは、透明性や信頼性を損なわないように、監視機関を設けるだとか。
規制にも準拠しなきゃいけないし、大変そうだね…。
実際のイメージはこんな感じ↓
Board of Directors Smart Contract (BODC)は、スマートコントラクトのことで、ジブレル社との契約。
目指すは「DAO(分散型の自立組織)」で、メンバーは、イーサリアムのアカウントを使って、BDOCの決定に投票する。
このときのプライベートキー等の管理は、メンバーの責任らしい。
問題が起きなければ良いけど。
んで、図中の中心にある「信託(CryDR)」が発行され、流通していくという仕組み。
まとめると、
「信託のデジタル化」だね。
そうすることで、
- 投資銀行が、この信託商品を販売できる。ファンドに組み込んだりだとか。
- 将来的には、オンチェーンで管理されるため、信頼性が担保される。
かな。
まあ、金融機関向けのサービスなのかな。
なんだけど、すでに「JNT」は上場しているクリプト通貨。
個人でも「Myクリプトポートフォリオ」に組み込むことができる。
なので、ウォッチング銘柄にしていくことにした。
Tether社の問題もあるからね、競合になるのかな?
Fiat通貨がどうやって解決していくのかもフォローしつつ。
JNTの時価総額/取引高と供給量/発行量
基本的な情報を、叩き込んでおこう。
- 時価総額…40億円
- 24時間の取引高…1億円
- 流通量…1.5億枚
- 発行量…2億枚
USDTの発行量が「22億枚」だから、約「10分の1」に相当。
ってか、前より、USDTの発行量が増えてるし…。約2倍に。
(これってあり? 今後、どうなるのかを、フォローしつつ。)
んで、扱っている取引所は「Bibox」や「Gate」。
第2生産工場の「KuCoin」でも扱っているが、取引高がとても少ない。
なので、あくまでも参考までに見てくれ↓
JNT/ETHチャート
引用…KuCoin取引所
↑KuCoin上場後からの値動き。
プレセールスの時が「1JNT=0.20USD」(21円)。
今で、約27円。
この相場の中、下落している。
なので、
上がっているクリプト通貨を売却し、
このJNTを拾っていくことにした。
まあ、クリプト通貨の金融商品が実装されるまで、かなり時間がかかるだろうね。
その時に、上がればJNTを売却するくらいの感じで。
JNTの買い方
念のため、JNTの買い方を↓
金融業界の動きは、早いですからね…
今後どうなるのかを楽しみに。
おわりに
以上「信託系「Jibrel Network(JNT)」ジブレル社のFiat化は進むのか」でした。
まあ、正直、先のことは、わかりませんね。
ただ、言えることは、次々とブロックチェーン技術を使ったサービスが生まれてきているということです。
改ざんやなりすましが消滅する? フェアな時代の到来に感謝しつつ、真っ当に生きていきます。
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ホワイトペーパーのほか、直近の事情については、Mediumでの以下の公式ポストが参考になります。方向転換をしている箇所もありますので、ご参考までにどうぞ。 https://medium.com/@jibrelnetwork/project-update-q1-2018-85c348e2fe8b https://medium.com/@jibrelnetwork/jcash-jbonds-and-proof-of-solvency-3b655444cf3f CryDRは jCash、jBonds、jAssetsの3本柱になるようです。また、jCashはAML/KYCとの兼ね合いで完全にFiatに支えられたものとなり、残りの2つがJNTに支えられるものとなるようです。 "we expect JNT-backed jBonds to represent 70-75% of total value on the network. With fiat-backed jCash representing the remaining 25–30%. In addition, we expect jBonds to grow relative to jCash over time, as solvency becomes easier and easier to maintain (i.e. crypto-economy volatility decreases)." とありますので、主軸はjBondsになる見込みです。 また、先日JibrelがスイスのFINMAの認可を受けた模様です(https://imgur.com/a/ommX8)。すでに報道済のUAEのSEED Groupとのパートナーシップも含め、プロジェクトは着実に前進している模様です。