3-52 個人投資家の観点から読み解くマネーフォワード
こんにちは、とみますです。
今回は、以前に紹介した「家計簿アプリ」を提供しているマネーフォワードが躍進しています。
そこで、より詳細に調べ、個人投資家の立場からまとめてみました。
マネーフォワードとは?
設立は2012年。
インターネットサービスを通じてお金のプラットフォームを提供するために作られた。
家計簿アプリが使える3つの理由
聞くだけでは良くわからないので、実際に登録し、この会社が提供する家計簿アプリを使ってみていた。
結果から言うが、個人資産運用の強力なツールの一つとなりうる。
その理由は、
- 銀行や証券会社などの金融機関登録が簡単で早い、
- 登録した金融機関の収入や支出を自働で同期してくれる、
- グラフや図が見やすく、項目などの編集が簡単である、
からだ。
複数の銀行や証券会社で口座を持ち、それぞれの口座で利益を上げたり、取り引きをする個人投資家にとって、これほど管理が楽なツールは他にはないだろう。
2つのデメリット
ただ、デメリットとして、
- 投資運用(キャッシュフロー)の詳細が管理プログラムに把握されてしまう、
- セキュリティーはある程度信頼できるが、完全ではない、
だ。
特にデメリット①に関しては、たとえば保険の支出があった場合、保険費用の改善や見直しが提案されてしまう。
ただ、この提案は強制的にクリックするような仕掛けになっていないし、複数の保険を選べる形になっているので、かなり良心的である。
さらに、選択できる保険会社も、特定の保険会社に属していないFPの相談ができるなど、個人投資家側のスタンスを徹底しているように感じた。
また、この会社は、会計、確定申告、給与計算などのソフト開発も行っており、上級投資家にとっても役に立つのではないかと思う。
お金のプラットフォームとは「自身のキャッシュフローを把握し、管理し、次の行動を判断するための土台」と捉えた。
次々と金融機関と業務連携している
2016年10月5日、ホームページサイトで「総額約11億円の資金調達を実施した」と配信された。
そのおおまかな内容は、
株式会社みずほファイナンシャルグループと業務連携の契約締結、
株式会社三越伊勢丹ホールディングスと業務連携を検討、
Fenox Venture Capital、東邦銀行、北洋銀行、群馬銀行、滋賀銀行、福井銀行による追加出資を受け、総額11億円の資金調達をしたとのこと。
なぜ、地方銀行が多いのか、気になるところもあるが、確実にこの会社が提供する事業は拡大していることが言えそうだ。
(地方銀行→大手銀行という、流れを作りたかったからか?)
さいごに
マネーフォワードについて、軽くまとめてみた。
最近は、良心的なテクノロジーの進化に驚くばかりだ。
他にも私が酷使しているアプリとして、NewsPicksというサービスがある。
このサービスは専門家のコメントが読めるアプリで、自分の情報収集にかなり役立っている。
その運営会社が先日、東証マザーズへの上場が承認されたらしい。
もしかしたら、今回紹介したマネーフォワードの上場もすぐそこに来ているのかもしれない。
以上、身銭投資家のとみますでした。