画像背景を伸ばす方法

 

とみます(@20tomimasu)です。

 

Stable Diffusion web UIを使って、背景を拡大延長する方法について。

Poor man’s outpaintingを使うと無料で一瞬で伸ばせました。

 

すげー。

やり方をメモしておきます。

 

境界線が明確に見える問題点

230803-2

↑前回、作業用BGM用にイラストを生成したものの、境界線がくっきりと見て分かる。

>>AIを使った作業用BGMの作り方

 

これは、2枚のイラストを重ねただけ。

今回、この境界線を無くし、自然に背景を拡大できないか。

 

元画像は768×768

230803-1

 

↑Stable Diffusion web UIを作ったイラスト画像。

生成AIでは、全く同じ画像は生成できないため、お気に入りのイラストは、そのまま使いたいのよね。

  • 768×768

 

そこで、この画像を用いて、

背景を伸ばしていく方法について。

 

調べてみると、

  • Poor man’s outpainting

が使えるらしい。

 

早速↓

 

Poor man’s outpaintingで背景を伸ばす

230803-3

↑Stable Diffusion web UIのimg2imgにて。

 

最後列に、

  • Script

があるので、その中から、

  • Poor man’s outpainting

を選択する。

 

  • Pixels to expand: 増やしたいピクセル数
  • Mask blur: 境界線のぼやかし度? (デフォルトでOK)
  • Masked content: fill
  • Outpainting direction: 増やしたい方向

を入力していく。

 

ここで、気になったのが、mask blur。

よく分からなかったので、パラメータを振ってみた↓

 

Mask blur=0

230803-4

↑ありゃ、0だと、境界線が明確に。

右側だけNG。

 

Mask blur=4 (デフォルト)

230803-5

↑一番、自然体だった。

よく見ると、折り目みたいな線があるけど、まあ、許容範囲か。

 

Mask blur=64

230803-6

↑なんか、世界観が変わってしまい。

これは、生成の偶然かもしれないが。

 

境界線もくっきりしてしまい、この変数を増やせばいいという訳ではないみたい。

ということで、デフォルトの4を使えば良いだろう。

 

ちなみに、

  • fill → latent noise

に変更すると↓

 

230803-7

↑木や建物が追加された。

これはこれで、状況によって使えそうだね。

 

おわりに

 

以上「画像背景を伸ばす方法」でした。

 

写真や画像の補正加工に、とても便利ですね。

Stable Diffusion…奥が深くて面白い‼

 

どんどん使っていきましょう。

それでは、また。

 

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