とみます(@20tomimasu)です。
投資家の間で盛り上がっているETF「SVXY」。
このファンドは「ProShares」と呼ばれる「ETF群の1つ」です。
今回、このファンドを扱う「投資会社ProFunds」について、簡単に調べました。
つい先日「BiticoinのETF、誕生なるか?」ってことで、かなり話題にもなりましたよね。
ファンドの特徴としては「geared」(ギアード)。
ある動きに対して、
- 「逆」の方向に、力がかかったり
- その力の「強弱」をコントロールしたり…
詳細をまとめておきます。
ProShares(プロシェアーズ)とは
いつものように
を読んで、サラッとまとめておく。
一言でいうと、
ProSharesは、投資ファンド会社「ProFunds Group」が扱う「ETF」の総称。
ProSharesを扱う「ProFunds」とは
この会社「ProFunds Group」は、
- 290億ドル以上
- 100以上のファンド
と、そこそこ、中堅の「ファンド会社」。
特徴は、ユニークな商品を扱っているところ↓
- クラシック(Classic) 通常の追跡型。
- ウルトラ(Ultra) 動きの2倍とか。拡縮型。
- インバース(Inverse) 動きの反対をいく。逆型。
- セクター(Sector) 特有の指標の動きの拡縮型 or 逆型。
などなど。
ちなみに、最近、周りの投資家たちと、盛り上がっている「SVXY」は「インバース型」に相当する。
米国VI(S&P 500 VIX)の逆の動き(×-0.5)をするからね。
ProSharesの特徴は「geared」(歯車)
この投資ファンド会社は「2006年」に、米国で初めて、
- geared exchange traded funds (ETFs)
を扱い始めた。
これが「ProShares」と呼ばれる。
最大の特徴が、この「geared」(ギアード)。
「歯車」みたいに、ある方向に対して、反対の動きだったり、強弱をつけるイメージかな。
ProSharesのgeared fundは「上級者」向け
この辺を読まずに、突っ込むと、死ぬことになるので、必ず、公式のページを読んでほしい。
>>CONSIDERATIONS FOR USING GEARED FUNDS
自分の言葉にしておこう↓
- 1日1日、投資目的がある。
- 料金と経費の前に、1日のベンチマークに対する利益を提供することを目指す。
- バランスの調整などで、定めた目標よりも、大幅に増減する可能性がある。
- 投資家は、毎日、監視する必要がある。
- 定期的にバランスを調整する必要がある。
- 資産ポートフォリオの大部分を占めるべきではない。
- 利点、欠点、リスクもあるから、ちゃんと理解してからね。
とのこと。
「1日単位」ってすごいね。(←ザ・金融の世界って、感じ)。
そして、自分で「監視」する必要がある。
まあ、日々の値動きは、チェックしておいた方がいい。
もっと言えば「コントロールスキル」を身に付けたい。
車の運転と同じで、素人が「ハンドル」握って「アクセル」踏んだら、死ぬ可能性あるからね。
最初は「ブレーキ」の感覚を身に付けながら、慎重に。(枚数少なめで。)
さらに、
「この投資ファンドは、1940年の「投資会社法」の下で規制されている投資会社ではなく、その保護を受けていない。
投資する前に、必ず、目論見書(もくろみしょ)を読みましょう。」
とのこと。
このETFを買うのは、VIX後の今、とても魅力的だけど、リスクがあることは、必ず認識しておこう。
ProSharesの目論見書
パッと目を通すものの、もはや、技術論文(*´▽`*)アハハ~
>>PROSHARES TRUST II PROSPECTUSES
まず、3つの区分で分かれている↓
① Commodity and Currency ETFs
- UCO: Ultra Bloomberg Crude Oil
- SCO: UltraShort Bloomberg Crude Oil
- UGL: Ultra Gold
- AGQ: Ultra Silver
- EUO: UltraShort Euro
- YCS: UltraShort Yen
② VIX Futures, Commodity, and Currency ETFs
- VIXM: VIX Mid-Term Futures ETF
- BOIL: Ultra Bloomberg Natural Gas
- KOLD: UltraShort Bloomberg Natural Gas
- ZSL: UltraShort Silver
- GLL: UltraShort Gold
- CROC: UltraShort Australian Dollar
- ULE: Ultra Euro
- EUFX: Short Euro
- YCL: Ultra Yen
- OILU: UltraPro Crude Oil
- OILD: UltraPro Short Crude Oil
③ VIX Futures ETFs
- UVXY: Ultra VIX Short-Term Futures ETF
- SVXY: Short VIX Short-Term Futures ETF ←
- VIXY: VIX Short-Term Futures ETF
こんな感じに3区分の中に、それぞれの「ETF」がある。
金融商品…たくさんあるんだね(*´▽`*)ワーイ
そして、その1区分ずつに対して、それぞれ「目論見書」が。
③「VIX Futures ETFs」をサラッとみていこう。
③「VIX Futures ETFs」の目論見書ナナメ読み
2018年2月27日に更新されている。(18年2月7日 VIXショック後で、最新のモノとなっている。)
>>ProShares Trust Ⅱ (PDF 168枚)
- Benchmark は 「S&P 500 VIX Short-Term Futures Index」に対して。
- Benchmarkが、(×1.5時)の「Flat(0%)」「Down(51%)」「UP(51%)」の場合のシミュレーション
- Benchmarkが、(×-0.5時)の「Flat(0%)」「Down(51%)」「UP(51%)」の場合のシミュレーション
などが書かれている。
直ぐに、噛み砕くのがキツイので、詳細は、またブログにしようと思う。
数式やグラフで、丁寧に説明されている。
んで、「ProShares」と聞いて「ビビビ」と来る、クリプトファンもいるだろう↓
「ProShares」は「Bitcoin ETF」を上場させようとしたが…
結果から言うが「BTC」に連動する「ETF」は誕生していない。(18年6月時点)。
少しだけ振り返っておこう。
この「CCNの記事」が参考になる。
>>SEC Quietly Puts Bitcoin ETF Proposals Back on the Table
順を追ってみると、
- 17年9月27日、「ProShares」は「NYSE Arca」(大手証券取引所)に「Bitcoin ETF」を上場させようと申請した。
- 17年12月、「ProShares」は「SEC」の承認が要ると告げられ、「SEC」に許可を求めた。
- 18年3月23日、「SEC」は「Bitcoin ETF」の申請を撤回するように要請した。
とのこと。
「SEC」からすると「投資家保護」の視点から、上場させたくないみたい。
まだまだ課題は多いのかも。
まあ、個人投資家としては、無理して「ETF」として「BTC」を扱うこともないから、今は良いでしょう。
んで、先陣を切って上場させようとしたのが、今回の「ProShares」。
何かと注目しておいても、悪くないかもね。
今後もフォローしていく。
ProSharesを買うには
国内で扱っているところは、今のところ、この3つ。
扱う商品が、それぞれ異なるので、3つとも、開設しておこう。
おわりに
以上「【SVXY】ProShares(プロシェアーズ)とは」でした。
実は、仮想通貨ショックが、VIXショックを引き起こさせたとか? (*´▽`*)ウソウソ。
何かと繋がっているのが「金融」であって、面白いですよね。
少しずつ「金融リテラシー」を身に付けていき、トータル的に「持ち金」を増やしていきましょう。
読者にも、幸あれ~
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