とみます(@20tomimasu)です。
楽天ボルティ。
可愛い名前だが、かなりエッジが効いている。
株やファンドの長期保有のお伴に…
あるいは、VIXトレードをしつつ、私の参照(ベンチマーク)にしようかしら。
ざっくり、まとめておきます。
楽天ボラティリティ・ファンド(楽天ボルティ)とは
公式サイトを参考に↓
>>楽天ボラティリティ・ファンド(毎月分配型) / (資産成長型)
楽天ボラティリティ・ファンド、略して「楽天ボルティ」とは、
- VIXの動きを分析して、市況に応じて、VIXトレードを行うファンド
と理解。
特徴を抜粋すると、
- 委託会社…楽天投信 投資顧問 株式会社
- 2014年より誕生
- 株式等の一般的リスク資産暴落時のヘッジ効果
- 市場平常時の高い収益期待
- 売り持ち・買い持ちの切り替えによる運用
- 外貨建て資産は、80%以上を基本として対円での為替ヘッジを行う。
とのこと。
ちなみに、VIXとは、Cboe取引所が算出する指数のこと。
もう少し見ていこう。
楽天ボルティの運用方針
楽天ボルティの運用プロセスは、こんな感じ↓
- トレンド
- サイクル
- 期間構造
の要素を総合的に勘案し、VIXポジションを判断するそう。
お、VIXトレードを、プロの金融機関がやっているんだ。
何か参考になるかも。
ってことで、軽く深堀り。
まず、気になった用語は「期間構造」。
楽天ボルティの期間構造とは
公式サイトの「目論見書(PDF)」によると、期間構造とは、
- 期日までの期間による価格差異の状況のこと
とある。
オプションでいう「時間的価値」に近いモノかな。
米国VIで価格調整があったりするのを、気にするような感じ。
期近や期先を考えることか。
(コンタンゴやバックワーデーション。)
んで、興味を持ったのが、このポジションの取り方↓
楽天ボルティのポジションの取り方
サクッと、まとめると、
- 安定相場(コンタンゴ)…売り持ち
- 不安相場(バックワーデーション)…買い待ち
とのこと。
戦略、同じやん。w
ちょうど今の私は、ダウントレンドの最中にいると認識し、VIXポジションを「売り→買い」に切り替えている状況。
それなりにリーズナブルだった?
ただ、このファンドは、どちらかというと、保有資産のヘッジ目的に組まれたような印象。
今の私は、小資本で、金融商品の評価額が小さい。
なので、VIXトレードの短期的な利益を追求している。
一方、このVIXファンドは、
株式等のペーパー(紙の)資産をたくさん所有していて、長期用投資ポートフォリオの一部として、勧められている。
なるほどー。
楽天ボルティの投資信託(ファンド)
イマイチ、ファンドの仕組みを理解していない。
そこで、楽天ボルティの仕組みについて、チェック↓
ファンドオブファンズとは、ファンドのファンドのこと。
複数のファンドを組み合わせて、1つのファンドにした「金融商品」のこと。
なお、ファンドと投資信託は、
- ファンド=投資信託
と認識している。
(厳密にいうと違うのかな? 違ったら、教えて。)
んで、どういった、ファンドを取り入れているのだろうか。
おっと、その前に、楽天ボルティには、
- 毎月分配型と、
- 資産成長型
があるので、サクッとポイントを↓
楽天ボルティ「毎月分配型」vs「資産成長型」
- 毎月分配型…毎月、評価額の中から、分配金が切り崩される。
- 資産成長型…年に2回の分配金の可能性がある。
もう少し、まとめておこう。
毎月分配型
- 毎月12日に決算。
- 収益分配方針に基づき、分配。
- 分配金の安定的、かつ定期的支払いを重視。
- 委託会社が基準価額水準や、市況動向等を勘案して、価格を決定。
うーん、あまり、使えなさそうな。
イメージ↓
↑純資産が減るので、本末転倒のような。
資産形成型
- 毎年4月12日、10月12日に決算。
- ファンド資産の長期的成長を重視。
- 「中長期における成長を期待するポートフォリオの 一部」としての役割を、より重視される方には「資産成長型」をお勧め。
と、きっぱり書かれている。
29歳の私は、資産構築段階にいるので、買うなら、後者「資産形成型」かなぁ。
んで、やっと本題。
楽天ボルティの構成(ポートフォリオ) 18年12月
手っ取り早く、先月のポートフォリオを見てみよう。
- 楽天ボラティリティ・ファンド(適格機関投資家専用)98.4%
- SPDR® ブルームバーグ・バークレイズ 米国国債1-3ヵ月 ETF 0.4%
- 短期金融資産等 1.2%
ん?
適格機関投資家専用ってなんだ?
「楽天ボラティリティ・ファンド(適格機関投資家専用)」の構成 (18年12月)
- iPath S&P 500 VIX Short-Term Futures ETN 22.3%
- 公社債 54.7%
- 短期金融資産等 23.0%
お、やっと、本性を現したな。
バークレイズの「VXX」のことか。
ちょうど、今月末(19年1月30日)に、満期を迎え、新VXX=VXXBに切り替わる。
タイミング的に、VIXが高いときなので、今の割合は大きい方?
ってことで、10月のと比較すると、
「楽天ボラティリティ・ファンド(適格機関投資家専用)」の構成 (18年10月)
- Path S&P 500 VIX Short-Term Futures ETN 12.8%
- 公社債 50.6%
- 短期金融資産等 36.6%
やっぱり!
不安相場により、12.8%→22.3%に切り替わった模様。
ってか、VIXファンドの割合が思ったより少ない。w
債券の割合が大きいのね。
運用側のリスクを極力「抑えたい」気持ちが伝わってくる。
人のお金を運用するのは、大変だね…。
あと、一応は、短期だけでなく、中期のVIXファンドも運用したりしてるっぽい。
状況に応じてかー。
今は、短期目線。調整相場は…ってな感じか。
楽天ボルティの手数料
楽天ボルティの手数料は、
- 基本報酬額+成功報酬型
からなる。
①基本報酬額
- 委託会社…年0.324%
- 販売会社…年0.648%
- 受託会社…年0.0324%
合計…年1.0044%
まあ、少し高いくらいか。(最近、安いのがホント多いね。)
これに、成功報酬型が加算される↓
②成功報酬型
- 委託会社は、基本報酬額に加えて、ハイ・ウォーターマーク方式を用いた成功報酬額を受領
- ハイ・ウォーターマークは、成功報酬額を計上した場合における同日の基準価額(成功報酬額控除後)とし、 翌営業日以降に適用。
- ハイ・ウォーターマーク方式を用いた成功報酬額は、毎営業日に、当該営業日の基準価額(成功報酬控除前)が、その時点のハイ・ウォーターマー クを超えた場合に、その超過額に10.8%を乗じて得た額。
とのこと。
ザックリ言って、
- その日の利益が多きければ、基準とする超過額の10.8%を頂くよー
ってな感じ。
毎日って、けっこう、えぐいね。w
と、思ったけど、フタを開けてみると…↓
引用…交付運用報告書 (18/04/13-18/10/12)
ん?
ゼロやんけ。
おそらく、ハイ・ウォーターマークの基準値が高く設定されているのだろう。
ここ数か月の相場では、成功報酬は無いのか。
…やるな、楽天。
これなら、大いに検討の余地があるね(*´▽`*)。
13,981円に対して、
- 87円 (0.622%)/半期
が、実質手数料。
すごくね。
でも、パフォーマンスが良くないとね…
楽天ボルティのパフォーマンス
楽天ボルティができてからの、推移がこちら↓
米株の市況と照らし、
- チャイナショック時で、-25%
- 上昇トレンド時で、+100%
の実績。
最近は、株価がガタガタしているので、難しい手応えがあるが…
それでも
- 18年1月時と比べて、-16%
か。
ポテンシャル高そう。
加え、普段のVIXトレードと、参照(ベンチマーク)にすべく、買ってみようかしら。
楽天ボルティの買い方
販売会社は、
- SBI証券
- スルガ銀行 (毎月分配型のみ)
- 楽天証券
間違いなく、ポイント還元率の高い、楽天だね。
>>楽天証券
ってことで、早速、Go!
ポイントを↓
- ノーロードなんだね、販売手数料、買付手数料はかからない。
- 積立オッケー。
- 100円からでオッケー。
- NISAもオッケー。
- ただし「つみたてNISA」には対応していない!! 地味にツライ…。
- 今の価格は「12,750円」。
今回は、楽天カードクレジットカード決済で↓
↑毎月1万円を積立した場合と、証拠金60万円のVIXトレード裁量した場合、どちらがパフォーマンスが良いのかを検証していく。
- 金融機関 vs とみます裁量
今のところ、勝てる気はしないが…w
約60ヵ月後、5年後の2023年の3月には、結果が分かる。
それまでには、市況も一波乱しているだろうし、そもそもファンドが存在するかも分からないが。w
とりあえず、一回目が3/1なので、何も危惧することろが出て来なければ、ランさせようと思う。
そして…
ポイントは、フル再投資で! ↓
前回、ポイントをゲットできるよう、手はずを整えた。
>>【楽天つみたてNISA】2019年から毎日100円投資を開始
100円×2銘柄は、ニッセイの
- 外国株(米株メイン)
- 新興国(インド、中国、韓国、アフリカ…)
の2つ。毎月、約4000円投資しつつ、ポイントを120ptゲット。(+3%)。
月の投資の割合的には、
- ニッセイ…4000円
- 楽天ボルティ…1万円
と、後者が大きく、ポートフォリオは偏っているが、つみたてNISAの余り分を今後埋める予定↓
- ニッセイ…4000円 (確定) つみたてNISA
- 楽天ボルティ…1万円 (来月中には確定)
- 〇〇…1万円 つみたてNISA
自分の投資法に適した、残りのファンドを探っていこうと思う。
楽天ボルティのリスク
もちろん、お金を投じるには、リスクはつきもの。
ザっとこんな感じ↓
- ボラティリティ変動リスク (インプライド←オプション価格から逆算される、未来想定のボラティリティ)
- 価格変動リスク (原資さんは、もちろん、変動する。)
- 信用リスク (最悪、ファンド発行者の倒産もあるよね。)
- 金利変動リスク (一部、債券が含まれているので、金利が変わると、影響を受ける。)
- 為替変動リスク (対円で為替ヘッジをしているようだが、完全にはヘッジできない。)
- 流動性リスク (けっこう、これが恐い。取引量が少ないと、指値困難や価格下落を引き起こす。最悪、ファンド解体も…)
特に、VIXファンドオブファンドなので、リスクは高め。
ポートフォリオの一部(ヘッジ)として、魅力を感じる投資家には良いかも。
今後、VIX投資家が増えることに期待して。
おわりに
以上「楽天ボルティとは【VIXファンド(投信)】」でした。
世の中には、面白い金融商品が山ほど、ありますね。
人気度は低いので、イマイチなのかもしれませんが…
VIXトレードで消耗するよりは、こういった投資法があることも知っておくと良いかもですね。
1日1%の自分アップデートを続けていきます。
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