こんにちは、読者の富を増す、とみますです。
今日は「会社員の年収」についてです。
「会社員はリスクだ!!」
とよく世間で言われますが、
本当なのでしょうか。
社会人4年目に突入したこともあり、
大学生のときに行った検証を、
もう一度ブラッシュアップします。
このブログを読んだ後のあなたは、
「生涯の会社員の生き方」について知ることができるでしょう。
まして、
若い20代会社員にとっては、
かなり参考になると思います。
30代以降の方は、
自分の年収と照らし合わせて、
考えてみてください。
会社員の給料
まずは「給料」についてです。
会社員の生涯の収入のシミュレーションをしました。
「大学院卒男性」をイメージしています。
前提条件は、こんな感じです↓
- 1年目の手取り「毎月20万円」
- 手取りボーナスは「毎月の手取り×12か月×20%」
- 毎年の昇給率は、毎月の手取りに対して「3%」
- 50歳から昇給なし
- 55歳からの減給率は、毎月の手取りに対して「1%」
計算結果、こんな感じに↓
社会人 | 参考年齢 | 毎月の手取り | 手取りボーナス | 手取り年収 |
1年目 | 25歳 | 20万円 | 48万円 | 288万円 |
2年目 | 26歳 | 20.6万円 | 49.4万円 | 297万円 |
3年目 | 27歳 | 21.2万円 | 50.9万円 | 305万円 |
… | ||||
5年目 | 29歳 | 22.5万円 | 54万円 | 324万円 |
10年目 | 34歳 | 26.1万円 | 62.6万円 | 376万円 |
20年目 | 44歳 | 35万円 | 84.2万円 | 505万円 |
30年目 | 54歳 | 47.1万円 | 113.1万円 | 679万円 |
40年目 | 64歳 | 44.3万円 | 106.5万円 | 639万円 |
「去年」の私は「社会人3年目」。
年末にもらった「源泉徴収票」を見ると、大体合っています。
グラフにするとこんな感じです↓
念のため、厚生労働省が報告している「毎月の給料」のグラフと比較します↓
(すみません。女性の方は、上記リンクからご確認ください。)
傾向だけでなく、金額も「ほぼ一致」しています。
会社員の「収入イメージ」を持つができました。
会社員の貯蓄と支出
次に、会社員の「貯蓄」と「支出」について、です。
前提条件は、
- 院卒のため、25歳から貯蓄開始。
- 「40歳」まで、今までの生活を参考にし、毎月の支出は「17万円」とする。内訳は「家賃、生活費、奨学金返済費、自己投資費(本, 英語, セミナーなど)」。
- 「40歳」から、子供の学費が必要なため、毎月の支出は「25万円」とする。(あくまで勝手な予定)
- なんだかんだ言って「ボーナス」は、景気の波を受けるので「あったらいいな」程度に考え、計算に入れない。
- 同様に、数十年後の「退職金」は、「あるかどうかもわからない」ので、計算に入れない。
- 同様に、数十年後の「年金」も、「あるかどうかもわからない」ので、計算に入れない。
- 社会背景を基に、70歳まで働くとする。
- 先ほどの計算条件の「毎月の手取り」から「毎月の支出」を引いた値を「貯蓄」とする。
これを基に、貯蓄カーブを描いてみました↓
貯蓄は、それぞれ
- 30歳で、約500万円。
- 40歳で、約2000万円。
- 50歳で、約4000万円。
- 60歳で、約6500万円。
- 70歳で、約8500万円。
の見込みとなりました。
70歳のリタイア
今の日本を考えると、かなり不安ですが、
仮に「70歳で引退できた」と仮定します。
(もしかしたら、もっと働く時代になっているかもしれません。)
リタイア後も、支出「25万円」は変わらないものとします。
その場合、「25万円×12か月=300万円」を1年に消費することになります。
グラフだと、こんな感じです↓
70歳から、下へ「ぐっと」減ります。
今の男性の平均寿命が約80歳です。
(女性は約87歳です。)
80歳のところを見てみると↓
貯蓄「約5500万円」残して、死ぬことができます。
家族の皆から「尊敬」されることでしょう。
軽くまとめます。
- 40歳までの毎月支出を「17万円」以内にする。
- 40歳からの毎月支出を「25万円」以内にする。
- 70歳まで働く
とした場合、
「会社員として生きていける」
ことがわかりました。
次に…
60歳のリタイア
「60歳」のリタイアはどうでしょうか。
同じ条件で、シミュレーションしました↓
(前提条件は
- 40歳までの毎月支出を「17万円」以内にする。
- 40歳からの毎月支出を「25万円」以内にする。
70歳60歳まで働く
です。)
この場合、80歳のときに、貯蓄が「約500万円」あります。
ですが…
もし仮に、85歳まで生きた場合、マイナス1000万円です↓
借金をしたまま、死ぬことになります。
残された家族から「恨まれる」かもしれません。
「それは…
ちょっとしんどい。」
最悪なことに、
これからの「医療制度の充実化」により、
もっと長生きする人は増えてくるでしょう。
そのため、
60歳の引退は「ぎりぎり」、
むしろ「アウト」かもしれません。
(だから、60歳を超えても、働く人がいるんですね…)
「会社員」まとめ
「会社員」について、まとめます。
大学時代に
- 「会社員」って、大丈夫なの?
- 「サラリーマン」って、生涯食べていけるの?
このような不安を感じました。
そこで、シミュレーションをしてみました。
その結果、会社員は
- 「40歳まで」の毎月支出を「17万円」
- 「40歳から」の毎月支出を「25万円」
の生活をした場合、
70歳60歳で引退するには「ぎりぎり」、むしろ「アウト」
だということがわかりました。
大学時代に出会った「金持ち父さん」
60歳のリタイアで「ぎりぎり」、
いや、むしろ「アウト」なんだ。
正直言うと、
- 「支出」を気にしないで生きてみたい
という自分がいます。
そのうえ、
計算通りに「給料が増えていく」ことって…
私には想像できません。
そこで、大学生のときに、
「会社員以外の生き方」を考え始めました。
そんな時、出会った本がこれです↓
ロバートキヨサキさんの「金持ち父さん貧乏父さん」です。
この本は、今までの「私の常識」を一転させました。
自分の根底にある「考え方」そのものが違っていたことに、
気付かせてくれたのです。
そのため、今書いているこのブログも、
「金持ち父さん」の影響が強く反映されています。
そして、私はこの「金持ち父さん」を実践してきました。
その最近の結果が、これです。
今年の年末に向けて、より詳細のレポートを作っています。
32歳リタイア
「60歳とか想像できない」。
私もそう思います。
特に、ここまでたどり着いた「あなた」は、
給料以外の収入構築を模索しているはず。
なので、
私の直近の目標を書いておきます。
私は「32歳でリタイアできる」状態を目指しています。
なぜ「32歳」かというと、
- 会社員としての将来の見極めができる?
- 脳の能力が低下してくる
からです。
図にすると、こんな感じです↓
30歳を越えてくると「脳」の能力は低下します。
一方、会社での「自分の立ち位置」がわかるし、
会社自体の「将来」と「期待値」がはっきりすると推測しています。
そのトレードオフが「なんとなく」32歳なわけです。
32歳には、
「右にも左に行けるような」
あるいは、
「勤労という働き方を見直す」
そんな「選択肢に充実した」状態になっていることを目指します。
具体的な目標値
「32歳までに」
という期限が決まると、
達成すべき「運用利回り」が決まります。
冒頭と同じ条件で、再度シミュレーションをすると、
- 「32歳」の貯蓄が「770万円」になる。
- 「32歳」から、月利運用「2.30%」が必須
- 「40歳」から、月利運用「2.75%」が必須
という結果が得られました。
グラフにすると、こんな感じです↓
32歳から70歳まで、線がフラットです。
これは、収支が「とんとん」であることを意味してます。
この間は「支出=インカムゲイン」で生きていきます。
- 32歳からの予定支出「17万円」 < 770万円 × 月利運用「2.30%」
- 40歳からの予定支出「25万円」< 770万円 × 月利運用「2.75%」
また、複利の効果で、70歳以降の「貯蓄」は「指数関数的に」増加しています。
男性の平均寿命である「80歳」のときには、
「7500万円」まで貯蓄可能です。
ブログで発信
その過程を、これからもブログで発信していきます。
20代会社員の弱みである
- 資本が少ない
- 時間に制限がある
特徴を生かしつつ、
- 資本を極力かけない
- 時間をなるべく使わない
方法で、資産運用をしていきます。
幸いなことに、2017年の夏、
「資産形成」から「資産運用」フェーズへ移行しました。
(私が勝手にそう言ってるだけです。)
資産「形成」に興味のある20代会社員は、過去のブログを、
資産「運用」に興味のある20代会社員は、これからのブログを
是非チェックしてください。
おわりに
以上「【理系院卒-会社員の年収完全版】給料だけで何歳まで生きていけるかを検証してみた結果…」でした。
結果、
ふつーに生きていたら、
60歳のリタイアは「ぎりぎり」、むしろ「アウト」
だということがわかりました。
ただ、人生は「リタイア」がどうこうというよりも、
「人生をどう生きたか」が大事だ思いますので、
1つの参考例として頂ければ幸いです。
今日も最後までありがとうございました。
初めて見る方は、LINE@登録の方もよろしくお願いします。
9月中には、読者感謝祭の特典レポートを配布する予定です。
それでは、また。