こんにちは、
今回は「半市場経済」についてです。
この本は2015年9月10日に初版が発行されており、
「新しい時代が来ていること」を感じました。
この本の筆者は、今年の3月まで立教大学大学院の社会デザイン科の教授です。
来たる時代の展望を述べています。
「自分の本当にやりたい仕事をしながら生きていけたら、どんなによいだろうか。
それは今の仕事に満足していないからである。
だが、今日の日本では、本業のビジネスとして、働きがいのある仕事、
社会的に有益な仕事を自分たちでつくりはじめている人々が多くなっている。」
とのこと。
私も同感。
ビジネスの目的は利益の最大化ではなく、
よりよき社会をつくることに貢献する、
そのことによってよりよき生き方を創造していくこと、
また、このような経済活動を「半市場経済」としても定義されるらしい。
簡単に言うと、
「半市場経済とは「志」と「価値観」を共有することで、
充足感と多幸感をもたらす新たな社会のかたちの創造である。「
とのこと。
また、
「今の日本の若い世代は二つのことを知っている」
と断言している。
ひとつは、経済成長が幸せの基盤ではないこと。
もうひとつは、現在の企業社会での労働が人間たちを幸せから遠ざけていることである。
後者は少し疑問に感じましたが、確かに企業に「縁」を求めても、
それに応じてくれない事実が増えてきているような気がします。
これから「半市場経済」を生きていく我々にとって、
既存のスタイルを脱皮していく必要がある。
思った以上に「社会が迅速に変化している」ことに気づかされました。
また、
「依存先(勤め先)が1つじゃなくなる」
「自立とは依存先を増やすこと」
そんな多様な時代が来てもおかしくないと感じた。
以上、「半市場経済」についてでした。