とみます(@20tomimasu)です。
VIXゼミで話題になった「SKEW(スキュー)」。
ペーペーな私は、初めて聞いたので、ホワイトペーパーを、サクッと読んでみた。
すると…
ん?
今、もしかしたら、けっこう、大事な指標かもよ。
簡単に、まとめておきます。
Cboe SKEW(スキュー) Index とは
SKEW。
スキュー。
一体、何モノなのか。
いつものように、目論見書を。
>>Introduction to Cboe SKEW Index (“SKEW”)
>>ホワイトペーパー
「超」簡単にいうと、
- S&P500のリスク度合い?
を示す。
昨日の「SKEW」のチャートを見てみよう。
SKEW(スキュー)のチャート
おぉ、めちゃくちゃ、下がってる。
なんとなくだが、VIXショック前(1月後半)が最も低いことから、暴落を示唆する指標?
この低さは、何を意味するのか。
もう少し、掘り下げてみる。
SKEW(スキュー)の求め方(算出式)
お、見るからに、シンプルで美しい。
それぞれ、どんな意味合いを持つのか、まとめてみる。
- S: skewness 歪度(わいど)
は、
- R: S&P500 の30日間のログリターン(log-return)
- μ: その平均
- σ: その標準偏差
の3乗を変数(payoffと呼ばれる)とした、関数
- E: 市場価格
で表される。
うへー、
ログリターン(log return)がしっくり来ないが…
対数化した収益率? で良いのかな。
ザックリ、S&P500の値動きから、算出されるものと、理解した。
んで、求めた「S」から、「SKEW」が求まる↓
さっきのチャート「SKEW」が「100以上」で推移していることから、
- S<0 (Sはマイナスの値)
なんだろうね。
んで、結論、
30日間のlog-returnの推移が小さいと、100に近い値を取る、ということかな?
(決して暴落を示唆するものでは無い?)
うーん。
SKEW(スキュー)とVIX(ヴィックス)
次に、とりあえず、VIXと比較してみる。
んんー、
相関があるようで、無いような。w
- 横軸: VIX
- 縦軸: SKEW
を取ると↓
やぱ、相関、低くない?
強いて言えば、
- SKEWが低い時、VIXは高い時が多いような? (VIXが分散している。)
- SKEWが高い時、VIXは低いときが多いような。
ここから言えることは、一応は、
- SKEWが低い時は、暴落に注意した方がいい
って感じかな。
ちなみに、最後の方まで、読んでみると…
SKEWの導出には、時間も?
- S near: オプションの期近
- S next: オプションの期先
- w: 時間の重みづけ?
かな。
30日オプションには、適応できないみたいで、歪度をムリクリ算出している?
そのためには、
その価格、P1、P2、P3は…
それぞれ…
それぞれの補正項「ε」は…
ってな感じ。
うん、ムズイ。
奥が深いよ、スキュー。
とりあえず、まとめておくと、
- 100に近づいたら、一応は、暴落に気を付けろ!!
ってね。
おわりに
以上「SKEW(スキュー)とは」でした。
米中間選挙を控え、「VIX」が上昇しています。
それに対し、「SKEW」は低下しています。
今年、最低レベルに、低下しています。
なんか、S&P500に、あるのかなぁ(*´Д`)?
と、思わせつつも、何も無かったり。w
ただ、過去の相関では、「SKEW」が低いと、「VIX」は高い傾向にあります。
今の値(SKEW=115)では、VIXが「40~80」に、ポツポツ分布していることから、用心だけはしておきます。
あと、もう少し、最近の、2010年以降のモデルも、気になりますね。
時間があれば、統計処理をしてみると、面白いかも…
気長に期待していきます。
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