Volmexとは、BTCとETHのボラティリティを売買できる
とみます(@20tomimasu)です。
暗号資産(仮想通貨)のボラティリティをマネタイズできないかなーと色々と探っていると。
オプション取引の「Opyn」を軽く触ってみたけど、流動性がほぼ無いよう(板薄い)に見えたし、証拠金がある程度必要なので、小資本トレーダーには実用的ではない…
そこで、
- Volmex (ボルメックス)
に、辿り着きました。
原資産をBTCやETHにした、VIXみたいなものなのか。
これが売買できるみたい?
Volmexとは
公式サイト
ホワイトペーパー
公式ブログ
これらに目を通し、ざっと、
- Volemexプロトコルを用いて、暗号資産ボラティリティインデックスを設定し、取引可能なトークンを作成できる
と書かれており。
使用例(ユースケース)として、
- トレーダーはボラティリティトークンを購入し、市場のボラティリティに対する見解を表現できる。(これは売買のことを指している?)
- 他のデリバティブのリスクヘッジ。
- 他のデリバティブとの裁定取引
などなど。
んー、ふんわりと分かったような。
分からないような。w
(独特な英語表現は、理解に苦しむぜよ…)
試しに、検証してみよう。
Bitcoin (Ethereum) Volatility IndexをMintしてみる
早速、取引できそうなサイトに行くと。
2種類の暗号通貨に対し、
- BTC
- ETH
のボラティリティインデックス(VIX)が表示でき↓
BTCかETHかは、お好みだね。
今回は、価格が小さいETHの方が、暴れやすい(VIX値が大きい)チャートだったので、ボラが高そうなETHにて。
ちなみに、ネットワークは、
- Ethereum
- Polygon (MATIC)
- Arbitrum
を選択できる。
これも普段使っているので、良いだろう。
Polygonは、トランザクション処理のGAS料金が安いので、Polygonにて。
今更、気づいたが、どうもこのMintシステムは、流動性の提供みたい。w
まあ、そのまま続けていいこう。
担保として、2種類のステーブルコインを選択できる↓
- DAI
- USDC
これも好みで。
walletにあった、
- 1000 USDC
を入れてみると↓
2種類の数が表記され↓
- イーサリアム ボラティリティトークン (ETHV)
- インバース イーサリアム ボラティリティトークン (iETHV)
両建てみたいなもんか。
ちなみに、手数料は、ミント価格の0.1%なので、1ドル?。安っ!
また、こういうのは、出口から考えた方が良くて、
どうも、償還させるためには、1:1の割合で、ステーブルコインに転換できるみたい↓
なーる。
これは、完全に、流動性提供による、手数料狙いなのね。
インカムゲイン狙い。特に値動きは関係なさそうだ。
キャピタルゲイン狙い(今の市況のVIX買い)は、後で調べるとして、一旦、流動性を提供してしまおう↓
↑トランザクション手数料が安い!!
Polygonを使えるのは、良心的だな。(Opynにもあるのかな?、パッと見、無かったんだよな…)
1回目は、許可申請のトランザクション作成。
処理後、よく見ると、Approve→Mintになっているので、Mintを選択すると↓
↑2回目のトランザクション処理を申請する。
この間、暇なので、左下にある
- Add tokens to Metamask
を選択し、入金まで待機。
待つこと、30分以上。
結構長い。
2回目の高速化が出てこなかったので、一旦、キャンセルして、ガス代を上げて(Gas price 200)にしたら、直ぐに処理された。
得たETHVと、iETHVを上のタブから、
- Pool
を選択すると、流動性の提供もいける。→インカムゲイン運用。
次いで、キャピタルゲイン狙いへ。
ETHVのロングと、iETHVのロング
↑上のタブから、SWAPを選択すると、この画面になった。
なるほど、各ネットワークなどの、Swapサービスで、買えということか。w
Ethereumだと、
- Uniswap v3
- 1inch
Polygonだと、
- QuickSwap
Arbitrumだと、
- Uniswap
だね。
Etherumは高いGas代のイメージしか無いから、ここは、PolygonのSwapにて。
なるほどー。
仮に、1000USDC分のETHVを買うと、
- 8.2 ETHV
に。
ここからボラティリティが上がるようなことが起きれば、ETHV価格は上昇するのね。
一方で、インバース型(iETHV)は、ボラティリティが下がれば、iETHV価格が上昇するのね。
どちらも、ロングポジションを用意することで、双方向に対応できるのか。
いわば、VIXでいう、SVXYとUVXYみたいな。(原資産に対する倍率は違うけど。)
面白いじゃん(*´▽`*)。
ただ、ETHVの単独ロングも良いけど、今は、サポートもされているからな…
やはり、VIXと同じで、跳ねた時に、
iETHVをロングするタイミングを待った方が良いかもね。
ってな感じに、もう少し、動きを見ながら、運用方法を構築していければ。
これだと、手数料も安いし、小ロットも対応できるから、すごいサービスだね。今後、流行するかも。
おわりに
以上「Volmexとは、BTCとETHのボラティリティを売買できる」でした。
最近は、フォートナイトにハマりすぎて、DeFiのキャッチアップができていませんでしたが、なかなか面白いサービスがリリースされていますね。
しかも、ネットワークも選択できて、ガス手数料を抑えることができ。
これは、便利だなー。
いよいよ、DeFiが日常レベルで運用できる時代になったのか。
そろそろ本腰を入れて、少しずつ理解を深めていければ。(どちらかというと、技術ゴリゴリでななく、ユースケースを増やす感じに。)
それでは、また。