とみます(@20tomimasu)です。
VIX(恐怖指数)に負の相関を持つ「米国VIベアETF」。
今年、2018年2月「ボラティリティショック」もあり、かなり注目を集めています。
ちなみに、米市場では「SVXY」とも、呼ばれています。
「米国VIベアETF」=「SVXY」。
似たようなVIX銘柄がたくさんあるので、混乱してしまいそうですが…
詳細を、ザックリ、まとめておきます。
なお、この情報提供は、ゼミメンバーの「くじらっきーさん」 からです。
彼の「トレード力」&「情報収集力」を基に、私の「オプション経験」を加味した戦略です。
>>Quality of Life〜福祉の仕事をしながら投資で豊かな生活を目指すブログ
米国VIベアETF(SVXY)とは
一言でいうと「VIX(恐怖指数)に対して、負の相関を持つETF」のこと。
米市場が好調というときに、価値が上がるファンドだ。
より正確にいうと、S&P 500 VIX の「-0.5倍」に相当する↓
>>SHORT VIX SHORT-TERM FUTURES ETF
「米国VI」という、言い方をするのは「GMO証券」ならでは。
初心者に、分かりやすくするために「米国VI」という、言い方をしているのかな?
(→「米国」の「恐怖指数(VIX)」で「米国VI」?)
そもそも「恐怖指数(VIX)」とは、
- Volatility Index (ボラティリティ インデックス)
のことで、Cboe取引所が独自に算出している。
また、S&P500とは、
- アメリカの大型株「500銘柄」で構成される指数
のことで、「アップル」や「アマゾン」などが含まれる。
つまり、
- アメリカの企業が「イケイケドンドン」だと「米国VIベアETF」は上がり、
- アメリカの企業の「先行きが不安になる」と「米国VIベアETF」は下がる。
それを今、私は、注目している。
なぜか。
と、その前に、チャートを見ていこう↓
米国VI vs 米国VIベアETF
引用…GMOクリック証券CFD
- 上が、米国VI (アメリカの恐怖指数)
- 下が、米国VIベアETF
「米国VI」の特徴は、「ボラティリティが大きくなる」と、上がること。
一方、「米国VIベアETF」は、「米国VI」に対して、負の相関を持つ。
「米国VI」が下がっているのに対し、上昇しているよね。
これを、資産運用に生かせないだろうか。
S&P500が上昇トレンドの時、米国VIベアETFは、上がり続ける?
S&P500が、上昇トレンドの場合、米国VIベアETFは、上がり続ける。
ここ数年(2012年~ )の月足を見てみよう↓
引用…GMOクリック証券CFD
2018年2月まで、延々と、上がり続けてきた。
特に、2017年は、すごかった。
米株が堅調に上昇していったため、米国VIベアETFも、上がり続けた。
ところがである。
米国VIベアETFの大暴落
見ての通り「大暴落」が。
18年2月。
VIXショックと言われる、金融ショックだ。
ボラティリティが低い状態が、長い間、続いたからか、
一瞬で弾けた。
まるで、大地震。
地層がジワジワと、ずれていき…
バッコーン!! って。
大口が仕掛けたのかなぁ…
あるいは、さらに、アルゴリズムが連動して…。
とにもかくにも、
これまでの、米株の堅調な上昇が「調整相場」に入ったため、ボラティリティは急上昇。
それに伴い、
米国VIベアETFは、大暴落。
まあ、誰かが「ババ」を引くってことね。
リスクは高い商品なので、気を締めて。
結論、S&P500(米株)が上昇トレンドの時に、利用すべき。
米国VIベアETFは「買い時」か
VIXショック後「米国VIベアETF」は「10円」代にいる↓
引用…GMOクリック証券CFD
一時期「140円」もあった「ETF」が、まさかの「10円」。
過去のチャートを見る限り、これからまた「ズルズル」と、上がっていくんじゃないのかな。
(ただし、VIXに対する倍数が、VIXショック後より変更。「-1x」 → 「-0.5x」に。これからは、過去の「2分の1」程度の動きになることが予想される。)
まあ、小刻みに、上下しながら、上を目指していくだろう。
個人的には、ちょっと下がったところを狙い、買い。
目安として、初心者は「14.0ドル」以下で買いかなぁ。
18年9月、併合が行われた。
>>米国VIベアETF(SVXY)・ブルETF(UVXY)の併合・分割実績とリスクまで
米国VIベアETFの「リスク」とは
メリットがある裏には、必ず「リスク」が存在する。
金融ショック↓
- リーマンショック (08年9月)
- VIXショック (18年2月)
- …
が起きると、大きく下落する。
そうなった場合、安値(10円)の今は、どこまで下がるのかが、検討がつかない。
(VIXショック時は、140ドル→ 4ドル→ 11ドルに。)
不運にも、この金融商品は、比較的、新しい商品。
なので、リーマンショック以前の実績が存在しない。
最悪「10分の1」にも、なり得るということだ。
むしろ「10分の1」で済む場合は、まだましで…
米国VIベアETFの「最大リスク」とは
最悪のリスクは「ETF」の解体。早期償還? っていうのかな。
そう、ファンドが、消えて「ゼロ」になること。
この「米国VIベアETF」を扱う会社について、調べてみるとわかるが↓
「この投資ファンドは、1940年の「投資会社法」の下で規制されている投資会社ではなく、その保護を受けていない。」
とある。
コンマ数%の話かもしれないが、最悪のケースがあることを、頭の片隅に必ず入れておこう。
まあ、VIXショック後、多くの「VIX系×金融商品」が死んだのも事実。
むしろ、その中で生き残った、この「米国VIベアETF」を、高く評価しているんだけどね(*´▽`*)。
米国VIベアETFの「デメリット」とは
「CFD」の口座を開設すれば、誰でも取引できる。
「年齢」や「資金力」は、むしろ問われない。
一瞬、デメリットは、無いように思える。
が、あえて言うならば、初心者にとって「資金のコントロールが難しい」ところ。
この取引は「証拠金」を用意する必要がある。
「お金」を証券会社に預け、それを担保に、取引を行う。
だけど、ポジションの枚数を多くすると、レバレッジが大きくなり、扱う資金量が拡大する。
- どこまで、買っても大丈夫かな?
- 枚数に対する証拠金は、〇〇だから…
- ロスカット(損切り)は、どこに置こうかな。
- ↑遠すぎると、資金効率悪いな…
- …
などなど。
本人の運用目的、資金力、お金に対する耐性によって、答えが違う。
間違えると「一発退場」もある世界だから、その辺の「お金の勉強」は、ご自身で。
車の運転と同じで、「アクセル」と「ブレーキ」の感覚を、自分で身に付ける必要がある。
その感覚なしで、高速道路に出たら「死ぬ確率が高くなるわけ」で。
初心者には、オススメできない。
米国VIベアETFの「証拠金」とは
試しに「10枚」を買ってみた↓
ロスカットは、安全圏?「7円」に、設定。
この場合で、証拠金は「7,892円」。
18年9月、併合が行われたので、証拠金の金額も違うので注意しよう。
>>米国VIベアETF(SVXY)・ブルETF(UVXY)の併合・分割実績とリスクまで
私は、60万円を入金し、20万円までを、証拠金として使用することに決めた。
米国VIベアETFの「金利」「価格調整額」「権利調整額」は
試験運用から「1か月」が経ったので、経費? コストをまとめておく↓
- 金利は、約1か月、10枚で「-17円」。→ 1枚あたり「1.7円」。
- 価格調整額は、なし。
- 権利調整額も、なし。
ちょっと金利が気になるけど、しょうがないか…
次いで「取引手数料」について↓
「米国VIベアETF」を買うのに「手数料が低い」のは…
私の把握する限り、この「米国VIベアETF (SVXY)」を、国内で買える証券会社は「4つ」。
その中で、最も、手数料が少ない(スプレッドが小さい)のは、「GMO」。
手数料は「ゼロ」円で、スプレッド差が「0.07円」。
市況に応じて、スプレッドが前後する場合もあるけど、まあ、まともな方だろう。
「GMO」の「CFD口座」は、必須。
おわりに
以上「【SVXY】米国VIベアETFとは」でした。
手数料が低く、「今」安値の「米国VIベアETF」。
久々に「確率の高い? 」金融商品に出会えました。
「14円」以下の今のうちに、どれだけ買い増しできるかが、ポイントだと見ています。
ただし、18年11月は、米中間選挙もあり「VIX」変動に伴い「SVXY」も上下することが考えられます。
特に「S&P500」の値動きには、注意しておきましょう。
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