とみます(@20tomimasu)です。

 

読者からの質問です。

• VIX/VXV ratio、IAI、 VVIXなど、まとめてほしい。

 

ぬぬぬ。

難しいワードがたくさん出て来ました。

 

どういった算出式なのか…

まずは「VIX/VXV ratio」から調べてみました。

(別名: VIX/VIX3M)

 

あくまで「指標」なので、「聖杯」ではありません。(絶対的なものではない。)

自身のエントリー/イグジットのタイミングを計る程度に理解していきます。

 

VIX(ビックス)とは

 

前回、このような内容を書いた。

＞＞VIX(恐怖指数)とは、これからの「S&P500」の値動きを考える

 

具体的な算出方法は、さておき、一言でいうと「S&P500のボラティリティ指数」。

市況が不穏になると、上昇する値であることから「恐怖指数」とも呼ばれている。

 

ざっくばらんに、

• 米国市場がイケイケだと、VIXは下がり
• 米国市場に危機が迫ると、VIXは上がる。

 

んで、このVIXは「30日間」を予測した数値らしい↓

引用…http://www.cboe.com/micro/vix/vixwhite.pdf

 

一方「VXV」は…

 

VXVとは

↑同じく、ホワイトペーパーに書かれている。

その他、面白そうな指数がたくさんあるが、今回は「VXV」を。

 

• VXV…the Cboe S&P500 3-month Volatility Index

→「3ヵ月後」を予測した「VIX」と認識。

 

30日(1ヵ月)と3ヵ月とで、何が違うのか。

• VIX…短期(1ヵ月)
• VXV…中期(3ヵ月)

 

割ることの、

• VIX/VXV…

は、何を示しているのか…

 

VIX/VXV ratio (レシオ? レイシオ)

 

• VIX(1か月)/VXV(3ヵ月) の「ratio(割合)」。

(レイシオと発音されるが、レシオという日本語表記が多い?)

 

パッと見、より「短期」の「VIX」の変動率を教えてくれそう。

 

「VIX/VXV」が高くなれば、一時性の「VIX上昇」を意味する、といったところか。

一方「VIX(1ヵ月)」が上がっても、「VXV(3ヵ月)」も上がれば、中期的に「ヤバい市況」を表す。

 

つまり「VIX」が上がった時に、

• 中期的にヤバい状況なのか (VIX/VXV ratio は低い)
• 短期的に終わる市況なのか (VIX/VXV ratio は高い)

がわかりそう。

 

え、すご。

「米国VI売り」を考えている私たちにとって、ノイズが減りそうじゃん。

 

中期的にヤバそうなときは見送りで、短期的に「カッ」と上がったところで、VIX関連を売る。

どうだろうか…

 

ってことで、より詳細に調べてみることにした。

 

S&P500 vs VIX/VXV ratio

 

まあ、私でも思いつきそうなことは、大体、ネット上で転がっている↓

 

引用…VIX/VXV Ratio – How To Make Money Trading Volatility

 

この人の記事によると、

• 上図が「S&P500」
• 下図が「VIX/VXV ratio」、

2008-2017年を、示している。

 

10年間で、最も大きな値を取った3点について↓

• 2008年…金融危機。底を着く前に、ピーク。
• 2011年…欧州ソブリン債務危機。これもピークの後に底。
• 2016年…チャイナショック。これも、ピーク後に底。

 

ぬぬぬ。

どうやら、このピークは「底」を教えてくれる指標なのか。

 

暴落前のシグナルというよりは、VIX上昇後の一時性を見ているような…。

 

ということは、「VIX売り」のエントリー判断の「裏付け」として使えそう(*´▽｀*)。

直近の「VIX/VXV ratio」を見てみよう。

 

2018年の「VIX/VXV ratio」

引用…https://www.tradingview.com/symbols/spread/CBOE:VIX/CBOE:VIX3M/

なーる。

2017年後半は「1.0」を超えることは、ほとんどなく、2018年の2月と3月に、大きく上昇。

 

今年の2月といえば「VIXショック」。

S&P500を並べてみよう↓

引用…サクソバンク証券

「S&P500」的には、やはり、中途半端な位置に見える。

結局、その後「底」を迎えるのは、正しそうだが…

 

実際に、取引するのは「米国VI」なので「米国VI」を見ていこう。

(＞＞GMOの米国VIとは)

 

2018年の「VIX/VXV ratio」vs「米国VI」

引用…GMOクリック証券CFD

ビンゴ!!

特に「①」は。

 

最高の売りポイントだったわけね。

早漏の私、エントリーを我慢できない私にとっては、「VIX/VXV ratio」が十分に上がったところで、エントリーすればオッケーってことね(*´▽｀*)。

(あくまで目安ね。絶対的なものではない。)

 

「VIX/VXV ratio」これからのVIX戦略に

 

直近でいうと、先週に「グッ」と下がったが、まだまだ「VIX/VXV ratio」は低い。

→0.86。

 

「VIX/VXV ratio」が「1.0」を超えてくるようなら、

• 米国VIの売り
• UVXY(米国VIブルETF)の売り

が良いかもね。

 

一方、機会損失も避けたいので、

• SVXY(米国VIベアETF)の買い

は、「VIX/VXV ratio」が「0.9」を超えたら、試しに買ってみる、だとか。

 

もちろん、初心者は、最初の買い枚数を少なくしてね↓

• 10万円の証拠金が用意できれば「10枚×10回」を分けて買うくらいのイメージで。
• 1万円あれば、「1枚×10回」ってな感じ。

 

今週で「ガッ」と、上がらないかしら。

まあ、今年の11月は、米中間選挙が控えている。

 

なんか荒れそうだし。

面白い展開を期待しつつ…。

 

おわりに

 

以上「VIX/VXV ratioとは」でした。

 

1つの判断材料として、使えそうですね。

ご質問して頂きありがとうございました。

 

少しずつ、VIXリテラシーを高めていきます。

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