P1Sの深刻なフィラメント詰まり、エクストルーダー分解から復旧まで

 

とみます(@20tomimasu)です。

 

購入してから、フル稼働のP1S。

2週間前にAMSのフィラメント詰まりが発生しましたが、今回、さらに症状が重い詰まりが発生しました。

 

いよいよ、エクストルーダーの分解です。

中から出てきたのは…

 

P1Sの深刻なフィラメント詰まり

 

前回、BambuLabのAMSのフィラメント詰まりを解消した。

>>P1SのAMSのフィラメント引き出しエラー解決方法

 

今回、さらに症状が悪く、フィラメントを力強く引いても、びくともしない。

これ以上、強引に引っ張ると、中の歯車が壊れてしまいそうだ。

 

そこで、エクストルーダーを分解してみた。

この方の動画を見ながら。

>>P1P/P1S – HARDENED STEEL EXTRUDER GEARS & NOZZLE UPGRADE (Bambu Lab)

 

P1Sの深刻なフィラメント詰まり、エクストルーダー解体

p1s-tsumari240630-1

↑P1Sのエクストルーダーの全面部品を取り外す。

磁石で固定されているだけなので、簡単に取り外すことができる。

 

ほほう。中はこうなっているのか。

3つの配線コネクタ、下側のノズル固定ネジ2つ、左側のネジ1つ、本体のネジ3本を外すと…

 

p1s-tsumari240630-2

↑ようやく、ギア(歯車)に到着し。

が、まだフィラメントを抜けず。

 

このギアを取り外すと。

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↑出てきたぁぁ!

太いフィラメントが詰まっており。

真ん中が膨らんでいるせいで、引くにも押すにも動かなかったようだ。

 

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↑結局、ニッパーで切り取った。

フィラメントを無事に取り除くことができた。

 

フィラメント詰まりの犯人と考察

p1s-tsumari240630-4

↑拡大すると。

本来、ギアを回転して、このフィラメントをロード、アンロードさせるのだが、引っ掛かっているね。

これを、強く引っ張っていたら、ギアが壊れていたことだろう。w

違和を感じたら、分解してみることをオススメする。

 

んで、なんでこうなったのだろうか?

BambuLabの加熱仕様は、最初にノズルを250℃まで加熱する。

一部が解けて、真ん中だけ、太くなったのか?

 

が、それは考えづらく。

成形時間1時間くらいの80%ほどで止まっていたので、途中でフィラメント一部が溶融したか?

ちょうど、黒から白に切り替えるタイミングで、白色の1層目~数層目で詰まりが発生していた。

 

んんー、精度の高いソフト設定をしていたので、ノズル内の加熱の保留時間が長かったのかも_

あるいは、フィラメントとの相性が悪かったか。

ちなみに、Bambuの正規品を使用しておらず、格安のElegooフィラメントを使用している。

…また、発症するかもね。

 

ただ、P1Sは分解がしやすいような設計がされており、初心者の私でも、容易に取り外すことができた。

1点の失敗を除けば↓

 

自動カッター部品の取外しが甘く失敗

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↑エクストルーダー向かって左側。

ネジ1本で固定されている、自動カッター部品の写真だ。

 

中の本体を取り外す時に、ガチャガチャと前後に動かしたため、

プラスチックの一部が欠けてしまった。

実は、この部品の取外しが甘く、引っ掛かっていたようだ。

部品がブランブランする箇所なので、正しい位置の判定が難しい。w

 

あちゃー。

とりあえず、削ってしまった時に生じた、プラ製のバリをニッパーで取外し、表面をキレイにしてから復旧。

 

一応、問題なく動作したので、本機への支障は無かったと思われるが…

初めての分解は、失敗が付きものですね。w

 

おわりに

 

以上「P1Sの深刻なフィラメント詰まり、エクストルーダー分解から復旧まで」でした。

 

逆の手順で復旧完了!!

無事に造形できているので、しばらく様子見ですね。

 

頻繁に起こるようであれば、対策を検討していければ。

それでは、また。

 

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