PsyOptions満期日を迎えたら、暗号資産のオプション運用を考える
とみます(@20tomimasu)です。
日経225オプション取引のように、暗号資産のデリバティブ運用で、安定的に稼げないかしら。
(日経225オプション取引は、去年実績で年利+16%ほどです。)
前回、国内でも取引できる、PsyOptionsに辿り着いたのだが、ようやく、満期日を迎え。
どうやら、自分でトランザクションを承認しないといけないみたい。
満期日を迎えた後のアクションと、今後のオプション運用を考えていきます。
PsyOptionで売ったETHプット、満期日を迎えたら
前回、アウトザマネーのETHプットを売った。
>>PsyOptionsとは、実際にETHのプットを売ってみる
あれから、満期日を迎えたので、確認していこう。
ちょうど、ロシアのウクライナ侵攻ショックが、暗号資産でも影響を受けたが、かなり外側のアウトザマネーだったので、インザマネーになることは無く。
ホッと、無事に当日を迎えられ。
引用…https://trade.psyoptions.io/#/portfolio
↑Protfolioから、
- written Options
で、状況を確認できる。
お、
- Expired
と表示されており、
- Claim ETH
の項目が出現し。
これを選択すると、
↑担保にしていた証拠金200USDCが、戻ってくるみたい。
自分で、Claimする必要があるので、忘れないでおこう。
(忘れそうで不安だわ…💦)
↑Claimを選択すると、トランザクション処理を承認すれば、完了。
無事に、預け入れた200USDCは、返金された。
ちなみに、ショートポジションなので、売った当日に、プレミアム価格を得ている。
なるほどー、一通りの流れを得て、ほぼ理解できた。
ってか、今は、ヨーロピアンオプションなのかな?
その内、アメリカンスタイルが導入されるのかも。
まあ、一応、この場合の運用を考えてみようか。
スプレッドは組めない…
オプション取引は、扱い方を間違うと、
担保資金以上に、大損失が起きる場合があり、とても危険な取引。
そこで、ヘッジポジションとして、
相反するポジションを組み合わせることで、スプレッドを組むのだが。
この板を見て分かるように↓
↑一番板のある、銘柄ETHと期日を選んでいるものの、ほぼスカスカの状態だ。
(他の取引所などのデリバティブと比べると、扱っている銘柄と言い、幾分とマシではあるものの。)
たとえば、
カレンダースプレッドを組もうとしても、期先の板がない。
また、
レシオスプレッドを組もうとしても、
権利行使価格の間隔が広いのと、同権利価格のBidとAsk差異が大きいので、運用面で不利に働く。
(ほぼ利益が出ない。)
んー、
これは、厳しいか。
残された手段は、前回、実施した
- シングルのショート
か…
まあ、リスクは高いものの、
- 何か暴落が起きたときは、ETH 2000ドルで買い戻せる、それまではプレミアム価格を得れる
と考えれば、アリなのか。w
シングルプットショート戦略?
コールショートの場合、クリプトは、青天井が怖く、
かつ、お手頃価格な(下限値幅が小さい)ETHのプットショート戦略になるかな。
ざっと、プットショート戦略での、今の、権利行使価格と利回りを羅列してみると↓
- 2000ドル: 3.84ドル/ 200ドル = 1.92%
- 2200ドル: 7.50ドル/ 220ドル = 3.75%
- 2400ドル: 13.54ドル/ 240ドル = 5.64%
といったところ。
実際、ロシアのウクライナ侵略ショック時では↓
引用…https://coinmarketcap.com/currencies/ethereum/
ETHは、2300ドルまで、暴落。
それを考慮すると、利回りは高くても、2400ドルの権利行使価格は、インザマネーになる可能性が高く、ちと危険だね。
目安は、やはり、2000ドルかな。
ただ、その場合、リスクの割に、利回りは低く。
(月利2%自体は、魅力的だが、暗号資産とシングルショートのリスクを鑑みると、それほど、リスクリワードは高く無いかなと感じた。)
あと、流動数が少なく、売れる枚数も限られており。
たとえば、10枚ほど売ろうとしても、(証拠金2000ドル運用)
5~6枚しか、板が無いのよね。
まあ、その辺は、参加人数が増えてくれば改良されていくのかな?
とりあえず、情報収集を進めていければ。
今の感じだと、暗号資産のオプションは、まだまだかー。
おわりに
以上「PsyOptions満期日を迎えたら、暗号資産のオプション運用を考える」でした。
スマートコントラクトを使ったデリバティブ取引に興味を持ったものの、まだまだ実用レベルでは無く。
数年後には、日経225オプション取引くらいには、流動性が増えることに、気長に期待しつつ。
それでは、また。