とみます(@20tomimasu)です。
UVXY(Ultra VIX Short-Term Futures ETF)。
GMOクリック証券でいう「米国VIブルETF」。
少し気になったので、調べてみました。
簡単に、まとめておきます。
GMOのVIX「3銘柄」
VIX関連を探求し始めてから、早2か月。
GMOの扱っているVIX関連は、3つ。
- 米国VI (VX)
- 米国VIブルETF (UVXY)
- 米国VIベアETF (SVXY)
なんとなーくだが、特徴をつかみ始めた。
そもそも、VIX銘柄について↓
GMO以外のVIX関連
パッと挙げただけでも↓
- VXX
- ZIV
- XIV (死亡)
- TVIX
- VIXY
- VIXM
- VXZ
- …
などなど。
ただ、これらのVIX銘柄は、GMOでは扱っていない。
手数料が高い場合や、必要入金額が大きい証券など、富裕層向け。
私みたいな小資本は「GMOクリック証券」の一択に。
んで、ここしばらくは「GMO」が扱う銘柄を調べてきた。
そして、気になっていたのが、残りの「ブルETF(UVXY)」。
プロの機関が、アウトザマネーのプットを買っていることから。
>>【1万円が6,000万円?】プロの投資ファンドの次なる「VIX」戦略とは…
米国VIブルETF(UVXY)とは
いつものように、必ず公式のサイトを確認しよう。
ざっと、
- まず、VIX先物は、S&P500の値動き等により、算出される。
- そのVIX先物に対して「1.5倍」の値動きをするファンド
と理解。
「UVXY」の呼称。
多分、GMOさんが分かりやすくするために「米国VIブルETF」と呼んでいる?
取り扱い会社は「ProShares」。
まあ、力のあるファンド会社かなと。
「VIX先物」との相関↓
米国VIブルETF(UVXY) vs VIX先物
引用…ULTRA VIX SHORT-TERM FUTURES ETF
↑緑線が「UVXY」。青線が「VIXショート先物指数」。
良い一致をしている。ピークの大きさも、「1.5倍」になっている模様?
VIXショック(18/2月)後も、無事に機能しているようだ。
(ちなみに、VIXショック前は「2.0倍」だった。)
米国VIブルETF(UVXY) のチャート
米国VIブルETF(UVXY) のチャートの値動きを見ていこう。
2011年~の日足チャート↓
↑長期間。
指数関数的に減少している。
- 最高値が「48,959,990.20ドル」。
- 最安値が「8.48ドル」。
うひゃー。
もし、これを2011年の最高値に売れていたら…
40億万円長者(*´▽`*)?
もう少し、拡大してみよう↓
2016~日足チャート↓
お、やっぱり、指数関数的に減衰している。
米国VIブルETF(UVXY) の売り戦略
どんどん下がる理由は、期近と期先の価格差異。
通常、コンタンゴ率が圧倒的に高いため、どんどん価格は減少していく。
(ファンド会社は、期近を安く売って、期先を高く買っている。毎月。)
なので、基本は、売りエントリー。
もっと拡大してみよう↓
2017年~日足チャート↓
おぉ、やっぱり下落。
そして、2018年2月「VIXショック」により、反発。
「30弱」の値を付けている。
そのあとは…、やっぱり下落。
VIXが上がり始めた時に、S&P500を監視しておき、こういうところで売りたい↓
んで、試しに、売ってみたが…
米国VIブルETF(UVXY) のポジション
比較するために、米国VIベアETF(SVXY)を、下に並べている。
すると、あることに気付く。
ぬぬぬ。
- 米国VIブルETF(UVXY)の、金利/価格調整額は、ゼロ円
- 米国VIベアETF(SVXY)の、金利/価格調整額が、マイナス!!
原理上、これらのETFには、価格調整額は、ない。
なので、この額は「金利」によるもの。
どちらも、8/15に売買しているが、「ベアETF」は「1枚あたり1円」の金利が付いている。(現8/18)。
ということは、長期でずっと持ち続ける場合、「ベアETF」は金利が負担になる。
一方、「ブルETF」の方は…、ゼロ円。
むしろ、金利でプラスになっていいはずだが…。
そこは、GMOさんの手数料になるのかな。
どちらにせよ、「ブルETFの売り」ありかもしれない。
簡単にまとめておく↓
米国VIブルETF(UVXY)売りのメリット
- コンタンゴによる、下落のバイアスがかかっている。
- 金利がかからない。
- VIX×1.5倍なので、利益を大きく伸ばせる。
ただし…
米国VIブルETF(UVXY)の売りリスク
もちろん、リスクが存在する。
- 米国VIのように「青天井」
- ↑空売りするときの、ロスカット設定が難しい。
- 日本の日中で、決済できない。
- →値が飛んで約定することも? GMOさん次第か…
潤沢な資金があれば、ロスカットを高いところにおいて、長期保有もあり。
だが、それだと資金効率が悪い。(拘束される金額が大きくなる)。
だからと言って、現在値と近い値に置くと、金融ショック時に刈られてしまう。
うーん、その設定がね。
結局、過去のチャートをみて、自分で決定する必要がある。
一例として、
- 約定値の2倍
とか?
たとえば、今の約定値↓
- 10.28→ 20.54
- 10.51→ 21.02。
てな感じ。
*19/5/12 追記↓
現在、短期トレードとして、利用中。
個人的には、S&P500の節目でエントリーして、予想に反した場合は、撤退するような方がいい気がする。
ロスカット設定を無理に広げる必要はなく…、初期設定のまま、運用している。
自分の許容できるリスクを、事前に決めておこう。
ベア(SVXY) vs ブル(UVXY)
んで、やっと本題。
今年2月のVIXショックを見る限り、ベアETFの動きに疑問をもつ↓
引用…サクソバンク証券
今、ベア(SVXY)は、底値にいるけど、このまま上がり続けた後のことを考えている。
ご覧の通り、SVXYは、VIXショックで、140→ 11ドルという結果になった。
一方、ブル(UVXY)は、10→39ドル。
値幅が大きく異なる。
もちろん、当時のギア倍数が違う、というのもある。
(UVXY→2倍。SVXY→ -1倍)。
だか、それを加味しても、その差異は、大き過ぎる?
一応、VIXショック後は、正常に機能している、っぽい↓
引用…サクソバンク証券
↑ベア(SVXY)が -0.5倍。ブル(UVXY)が、1.5倍。
まあ、結局のところ、何が起きるか分からないのが金融。
最悪、VIX系ETFには、解体(早期償還)もあるので、注意しつつ。
とまあ、そんな感じに、のらりくらりと、やっていこう。
S&P500の値動きに対し、自分でポジションを調整できるのが、VIX売買の魅力。
状況に応じて、柔軟にポジションを調整していくことで、利益を伸ばしていければ。
米国VIブルETF(UVXY)の残る疑問
今10ドルくらいだけど、このまま下がり続けたら、どうなるんだろ。
切り替えもあるのかな。
ファンドだから、マイナス圏に突入するわけないし…。
高くなって、枚数が減るだとか?
併合っていうのかな。
そうなったら、ちと面白いかも。
もう少し、類似商品の事例や、ホワイトペーパーを調査してみようと思う。
*19/5/12 追記↓
実際に、18年9月に、併合が行われました。
>>米国VIベアETF(SVXY)・ブルETF(UVXY)の併合・分割実績とリスクまで
おわりに
以上「【UVXY】米国VIブルETFとは」でした。
リスクは高いが、リターンも大きい。
金融リテラシーが高めのファンドなので、悪しからず。
何か気になることありましたら、教えて頂ければ幸いです。
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それでは、また。
UVXYですか。VIと比べて、優位性があれば検討したいですが、現状見当たらないんですよね。 トレードするなら、VIで良いんじゃないかと。 ベアの金利差は、どうしても目に入るので気になるところですが、キャピタルゲインを狙ううえではノイズ程度に捉えておくしかないです。 また、運用してみて気づいた点ありましたら、教えてくださいね〜。